IGDA日本ブログ「y_miyakeのゲームAI千夜一夜」で
第1回ゲームデザインワークショップへ向けて[SIG-BG]という書き込みが公開されています。
6月20日に開催しますSIG-BoardGame5「ゲームデザインワークショップ(講師:鈴木銀一郎氏)」の当日の予行演習を兼ねた、鈴木銀一郎先生から、頂いているスケジュール進行案が、機能するかどうかを確認するために行われたテスト的なミーティングの様子をまとめたものです。
鈴木銀一郎先生は、若い方ではご存じない方も、多いかもしれませんが、「日本のボードゲームの父」と申し上げてよい、最古参のゲームデザイナーの方です。生み出されたゲームの数々、紹介されたゲームの数々は数知れず、日本のゲーム開発文化を語る上では、はずすことができない方です。
今回は、銀一郎先生の知見をたっぷり盛り込んだ講義編と、それをふまえて、チームで「カタン」を利用してオリジナルの変更ルールを作成することで、それがどのように影響を与えるのかということを具体的に体験するという意味のゲームデザインを重視した、IGDA日本でも初めての試みとなるワークショップ形式を取ります。
企画職やプログラマー職の方にとっては、そもそもゲームのルールやデザインがどんな意味を持つのかという、意外と知っているようで知らない基本中の基本を理解するための貴重な機会でもあります。
y_miyakeさんのブログでは、チームでアイデアを出し合い、それをどのように限られた時間のなかで、まとめ上げていくのかがうまく伝わる感じで、当日も同じような形で進行する予定です。いつもの講義形式と違う「ワークショップ」という試みであるため、どのようなものかイメージがしにくい方は、ぜひご覧ください。
SIG-BGの運営チームでは、今回のテストの反省を含め、当日の運営のために活発な議論が積み重なれている最中です。日本では、こうしたゲームデザイナー向けのタイプのワークショップは、ほとんど開催されていないこともあり、イメージがしにくいものであるかもしれませんが、欧米圏ではボードゲームなどのアナログゲームを使った、基礎的なゲームデザインのワークショップは一般的に行われいて手法についての書籍も存在するぐらい活発になっています。
内容的には、非常に密度の濃い内容となると、運営チームも今回のテストで確認できました。ただ、ワークショップであるために、普段よりもかなり運営が大変なため、参加人数にどうしても上限を設定せざる得ない点は、大変心苦しいのですが、ぜひこの機会に鈴木銀一郎先生の長年の知見の蓄積による知恵を学べる有効な機会として、ご参加をご検討頂けるとありがたいです。
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