TGSでインディゲームコーナーとセンスオブワンダーナイトのエントリー受け付け開始
今年の東京ゲームショウで早くも話題を集めているインディゲームコーナーで、エントリー受付が5月17日(金)から開始される旨のアナウンスが流れました。あわせて好例となっているセンスオブワンダーナイト(SOWN)のエントリーも本日より受け付けが開始されます。IGDA日本は両イベントに協力しています。
インディゲームコーナーは国内外からのインディペンデントゲーム開発者を主な対象に、参加しやすい価格帯で出展を募るもので、コミケと同じ長机形式でデモプレイ展示が可能です。ただし「ゲームショウ」ですから、販売や二次創作物などの展示はできませんが、しっかり来場者にゲームをプレイしていただける環境や、電源などが提供されます。またSOWNのファイナリストにはインディーズゲームコーナーへの出展権利が授与されます。すなわちSOWNのタイトルが、見るだけじゃなくて、実際にプレーできるってことです。これはすごいですよ!
TGSの主催団体である一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会と日経BP社はリリースで「コンピュータエンターテインメントを楽しむことができるプラットフォームが広がる中、機動的な開発体制や資金調達、あるいは流通を可能とする、インディペンデントゲーム開発者の存在が世界的に大きなものになっています。東京ゲームショウでは、新たなコンピュータエンターテインメントを生み出す活力となる、これらインディペンデントゲーム開発者に向けた企画を実施します。」とコメントしています。
SOWNは革新的なゲームのアイディアをプレゼンテーションするもので、GDCで開催されるインディペンデントゲームフェスティバルなどと並んで、国際的なインディゲームのコンペディションとして認知が高まってきました。近年では「The Unfinished Swan」や「Hazard - The Journey Of Life」など、SOWNでファイナリストとなったゲームが、IGFでアワードを受賞したり、商業展開されたりといったサイクルも生まれています。
また非常にタイミング良く、ソニー・コンピュータエンタテインメントからPlayStation向けゲーム開発プラットフォーム「PlayStation Mobile」でパブリッシャーライセンス料の無料化というビッグニュースが発表されました。99ドルのライセンス料が必要だったものが、2013年5月8日から2013年9月2日まで無料となります。さらに6月1日(土)にはIGDA日本SIG-Indieで第10回研究会「PlayStation Mobileの現状と可能性」が開催されます。会場ではいち早くゲームを開発・配信されている同人・インディーズ開発者がポストモータムを行う予定です。
こんな風に同時多発的にインディーズ向けの施策やイベントが行われる中で、TGSに向けたボルテージがますます高まってきたという印象です。なんといってもTGSにインディーズゲームが出展されるなんて、史上初めてですから! 国内外の注目度は半端ないと思われます。ぜひチェックしてみてください。
本リリースの全文はこちら
■「インディーゲームコーナー」に関するお問い合わせ先(メールのみ) indie@nikkeibp.co.jp
■「センス・オブ・ワンダー ナイト」に関するお問い合わせ先(メールのみ) sown@c-linkage.co.jp
|