遊戯史学会2014年度総会
5月31日(土) 14:00-17:00 世田谷産業プラザ2F 【公式サイト】
日本の遊戯史を明治期や江戸時代、それ以前にまで遡って研究する遊戯史学会で総会が開催されます。今回は「『厩図屏風』の中の盤上遊戯」「長崎奉行犯科帳にみるカルタ賭博の実態」という二つの研究発表が開催されます。
ゲーム研究はいよいよ大いに拡張されようとしていますが、ゲームの歴史を探求した「遊戯史学会」の活動もまた見逃せないところです?。
http://www.asahi-net.or.jp/~rp9h-tkhs/yugishi.htm
明治や江戸、それ以前のゲームがどんな姿をしていて、どうプレイされたのかを調べる活動は、今のゲームの「別の可能性」を探ることです。そうです、ゲームの歴史を調べることは、死んだ過去をツツくのではなく、ゲームの未来の可能性を探求しているのです!
なぜ過去が未来につながるかって? なぜならどんな時代であれ、ゲームはいつだって「今」プレイされてきたのですから。全ての未来は「今」から始まるのです。奇妙だけど懐かしい「今」のゲームについて、どうでしょう、一度お話をうかがってみませんか?
【遊戯史学会2014年度総会】
●日時:5月31日、14ー17時
●場所:三軒茶屋の世田谷産業プラザ2F
https://www.setagaya.co.jp/institution/51_setagayasangyou.html
●発表:
・田中規之「『厩図屏風』の中の盤上遊戯」
・江橋崇「長崎奉行犯科帳にみるカルタ賭博の実態」
江橋・副会長は、法制史をやられている法政大学名誉教授なので、ご存知の方もおられるかと思います。ちなみに「厩図屏風」とは国立博物館所蔵の重要文化財で、室町期の武士たちの風俗を伝えたものです(と偉そうに書きましたが、こういうものがあったとは今回はじめて知りました......)。
http://www.emuseum.jp/detail/100279/000/000?
なお遊戯史学会の増川宏一会長は、ゲーム研究についてのディシプリンをこちらAnalog Game Studies(下記参照)に寄稿されています。
・増川宏一語る「研究の切り口」
http://analoggamestudies.com/?p=199
文責:蔵原大
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