CRI、ゲーム開発向けCRIWARE 2014ロードマップを発表

投稿日時 2014-06-05 02:20 | カテゴリ: Products/Release

CRI、ゲーム開発向けCRIWARE 2014ロードマップを発表
Unity対応拡充でスマートフォン&ゲーム機のマルチ開発環境を強化

オーディオ・ムービー向けミドルウェアでおなじみのCRI・ミドルウェアで、主力製品の開発ロードマップが発表されました。スマートフォン向け・ゲーム機向けでそれぞれ、さまざまな機能が拡充されています(以下リリース転載)。
株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 押見正雄、以下CRI)は、ゲーム開発向け「CRIWARE(R)(※)」(シーアールアイウェア、以下CRIWARE)について、2014年のロードマップを発表致します。
2014年のCRIWAREは、スマートフォンとゲーム機のマルチプラットフォーム開発環境を強化し、より多くのプラットフォームへのゲームタイトルの展開を支援します。
ゲームエンジンへの対応を拡充するとともに、開発工数を短縮する各種機能の強化を行います。

※CRIWAREは、CRI・ミドルウェアが提供するツール&ミドルウェア製品の総称です。

【対象製品】
統合型サウンドミドルウェア「CRI ADX(TM)2」(以下ADX2)
高画質・高機能ムービーミドルウェア「CRI Sofdec(TM)2」(以下Sofdec2)

<スマートフォン向けに>
ネイティブアプリ開発のスピードアップ&クオリティアップ対応強化として、ADX2をUnityやCocos2d-xの最新バージョンに対応していくとともに、スマートフォン実機を使ったサウンド調整機能を追加します。

また、Sofdec2のムービー演出をより活用していただくために、リッチ演出を効果的・効率的に実現する「アルファムービー」作成のためのサンプル素材公開やマニュアル強化を行います。

<ゲーム機向けに>
マルチプラットフォーム強化としてゲームエンジンへの対応を拡大します。
また、サウンド演出のデバッグを飛躍的に効率化する新機能「プロファイラ」を搭載します。さらに、H.264ビデオコーデックをマルチプラットフォームで共通利用可能にし、高画質フル画面ムービーの圧縮率と、エンコードツールの利便性を大幅にアップします。

■新機能概要
CRI ADX2

●スマートフォン向けプレビュー機能(実機プレビュー/インゲームプレビュー)
実機プレビューは、作成中のサウンドを、ゲームに組み込まなくてもスマートフォン実機上で再生できる機能です。
実際のスマートフォンでの聞こえ方を確認しながら、音の作り込みが可能になります。
インゲームプレビューは、開発中のゲームプログラムのサウンドを、ゲームを動作させながら調整することができる機能です。
音量やパン、エフェクトなどのパラメータ設定をADX2のオーサリングツールから直接操作でき、サウンド調整を大幅に効率化します。

●プロファイラ機能
発音数が多くなり複雑化するサウンド演出について、ゲームプレイ中のサウンド情報の可視化を行い、デバッグの飛躍的な効率化を実現します。
サウンドの再生ログ(音数、CPU負荷など)を数値やグラフに置き換えることで、視覚的な解析を可能にし、調整やデバッグにかかる時間を大幅に短縮します。
以下は解析情報例(予定)です。
・サウンドやボイスの再生開始/停止タイミングのタイムライン表示
・パフォーマンス状態変化のグラフ表示
・時刻、項目名、動作内容などのログのテキストデータ表示
・3Dで配置したボイスにおける時刻に対する位置情報表示

●PERFORCE対応
多人数開発などで重要となる、サウンドやプロジェクトデータの履歴管理機能を強化します。オーサリングツールのバージョン管理ツール連携機能を、すでに対応済みの「Apache(TM) Subversion(R)」に加えて「PERFORCE」に対応します。

CRI Sofdec2
●H.264ビデオコーデック対応
従来の独自ビデオコーデックに加えてH.264ビデオコーデックに対応し、マルチプラットフォームでのH.264ムービー再生をサポートします。
プラットフォームごとに最適化したパラメータ調整を、Sofdec2エンコーダーが自動で行います。
対象プラットフォーム:PS4(TM)、Xbox One、PS3(R)、PS Vita、Wii U

■お問い合わせフォーム(「製品についてのお問い合わせ」をご利用ください。)
ロードマップの詳細や上記以外の機能の追加など、下記よりお気軽にお問い合わせください。 http://www.cri-mw.co.jp/contact/

■製品版の無償試用お申し込み
ADX2およびSofdec2は、無償で試用・評価が可能です。試用にはフル製品版をお使いいただけます。 http://www.cri-mw.co.jp/contact/trial/

■CRI・ミドルウェア 製品紹介ページ
すでに対応済みの機能や、プラットフォーム・ゲームエンジン等の詳細情報については、各製品ページをご覧ください。 http://www.cri-mw.co.jp/product/

CRI・ミドルウェアは、多彩なツール&ミドルウェア製品群
『CRIWARE(R)』を通じて、クオリティ向上、ユーザビリティの向上、開発効率化やコスト削減のお手伝いを致します。
開発者の皆さまがコンテンツの中身の創造・制作に専念して頂けるような環境の実現をお約束致します。

※CRI・ミドルウェア、CRI・ミドルウェアロゴ、「CRIWARE」、「CRI ADX」、「CRI Sofdec」は、日本およびその他の国における株式会社CRI・ミドルウェアの商標または登録商標です。

※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
 





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