IGDA Japan chapter
[終] 2011-08-26 (金)   <東京>東北ITコンセプト「福島GameJam(Fukushima Game Jam)」東京出発参加者向け受付ページ
  登録日時 2011-7-27 6:01 (9863 ヒット)

 〜 東北ITコンセプト 〜
福島GameJam(Fukushima Game Jam)
概要説明、及び、参加者募集ページ
(<東京集合>参加者30名)


 国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)と学生対抗ゲーム開発コンテスト9leapを運営する(株)UEI(ユビキタスエンターテインメント)は、2011年8月27日(土)〜28日(日)の2日間、福島県南相馬市にて「福島GameJam」を開催します。

 GameJamとは、その場で、初対面で出会う即興のゲーム開発のチームを編成して、発表されたお題に合わせて、決められた時間内に、チームで一つのビデオゲームを完成させるイベントです。
 このモデルとなっているのは、毎年1月末に、ゲーム開発者個人を対象とした国際NPOである、国際ゲーム開発者協会(IGDA)が、「Global Game Jam」という名称で行っている国際イベントで、今年は世界136カ所、6500人もの参加があり、1500本ものゲームが開発されました。日本でも、東京、福岡、札幌の3カ所で開催され、150名近い参加者がありました。
 このイベントフォーマットを利用して、IGDAの後援を受けて、ローカルイベントとして福島で開催しようという内容です。

<福島GameJamのコンセプト>
 「熱気」のあるところは、困難を乗り越える。

 被災地域は困難に直面しているけど、きっと大丈夫。
 それは、日本で最も「熱気」を持つゲームクリエイターたちが、
 被災地域の人たちと一緒に、ゲームを作る姿から生まれる、
 たっぷりとした「熱気」を、
 世界に伝えることで証明するから。


 このイベントに8月26日(金)22:00に東京秋葉原に集合して、参加して下さる参加者を募集します。
 東京からの参加者は30名を見込んでおり、東北地方の参加者30名と合流して、27日(土)に各6名のチーム、10チームに分かれた上で、28日(日)までチームでの開発に参加していただきます。
 参加者に求められるのは、短時間の間にゲームを完成へと持っていく「技術力」「熱意」です。
 応募頂いた方が、30名を越えた場合には、登録頂いた情報から、開発チームのバランスを考えつつ、選抜という形を取らせていただきますことを、あらかじめご了承下さい。
 申込締切は、8月10日(水)24時とさせていただきます。
 締切後、速やかに正式に参加をお願いするかどうかを、運営事務局よりご連絡を差し上げます。
※7月28日追記 スケジュールの都合から、申込締切前にご応募頂いた方に、締切前に正式にお願いする場合もございます)

◆参加資格
・ゲーム開発関連の技術力を所有している方
  プログラミング、企画、グラフィックデザイン、サウンド等。
  社会人、学生といった立場は問いません。
・持ち込める開発用の自分用のパソコンを所有していること
  現地の電源等の問題から、できるだけノートPCでの参加をお願いします。
※現地への往復は、バスで移動し、食事等は運営事務局で用意します(食費の実費負担はお願いする可能性があります)。

◆注意事項
・宿泊設備の用意はございません。イベント会場内にて休憩いただくことになる予定です。
・イベントの模様はカメラで撮影し、インターネットやテレビ放送などで、生中継したり、収録し、後日配信、放送しますので予め御了承ください。
・本イベント中に制作されたソフトウェア等は、IGDA日本および本イベントの協賛者が、本イベントに関連するサービスや講演等を提供およびプロモーションする目的で、何ら対価を支払うことなく、非独占的に当該コンテンツを展示、配信、頒布、翻訳(翻案)、引用、複製、改変、発表等することを御承諾ください。
・現地の状況や移動を鑑み下記の方は御応募いただけません
 -松葉杖や車椅子、介助等が必要な方
 -妊娠されている方、疾病の為に薬を服用をされている方、持病をお持ちの方
 -その他、体力に自身の無い方(会場に空調が無い可能性があります)
 -未成年の方

◆個人情報について
・登録時に頂く個人情報については、今回のイベント以外の目的では使用いたしません。

<このイベントについての問い合わせ先>
国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本) 新清士(しんきよし)
http://www.igda.jp/
メールアドレス: shin@igda.jp
電話: 080-3313-4423

なお、「東北」から参加を希望される方はこのページではなく、以下のページにてお申し込みをお願いします。
http://www.igda.jp/modules/eguide/event.php?eid=7

※この申込ページの定員は「60人」と表示されていますがダミーです。

受付は締め切りました。どうしてもという方は、新(shin@igda.jp )にまでご一報下さい。

開始時間 15時00分
定員数 60人

■実施概要
主催:国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)、(株)UEI(ユビキタスエンターテインメント)
共催:NPO法人イノベーションネットワーク
後援(予定):福島県南相馬市など
協賛:ヴィジュアル・クリエイターズ・ラボラトリー、サイバーズ株式会社、(株)ラット
協力(予定):東北芸術工科大学、東京工科大学、国立情報学研究所など

期間:8月27日(土)~28日(日)
 ー 東北参加者は、8月27日(金)8:00集合〜28日(日)21:00頃帰着予定
 ー 東京出発参加者は8月26日(金)深夜出発〜29日(月)早朝帰着予定

会場:福島県 南相馬市 労働福祉会館
http://npoharamachiclub.jp/hp/fukushi-top.html
参加予定者:60名
(東京から参加のゲームクリエイターなど30名、東北地域参加者学生など30名)
 各チーム6名10チームを想定

□実施スケジュール(8月5日案)
 ※現在詳細を詰めている最中で、細かい日程は後日変更になる可能性があります。

◇8月26日(金)
22:00 秋葉原集合(東京出発参加者)
24:00 出発 大型バスで移動 30名 秋葉原ー>福島県相馬市

◇8月27日(土)
早朝 福島県相馬市到着 現地視察(東京参加者)〜設営作業開始
8:00 東北地方参加者 福島市・仙台市出発(30名) - 10:00 現地到着
11:00 「福島GameJam」プロローグ
    10チーム(各6チーム)のチーム分け、テーマの発表、各チーム企画案作成開始
    Ustreamを通じた世界中継番組を開始(番組制作は、東京工科大学の学生チームによる)
12:00 「福島GameJam」実作業を順次開始

◇8月28日(日)
17:00 「福島GameJam」制作タイム終了(スタートから30時間)
17:30 開発ゲームのプレゼン会開始、完成ゲームのインターネット配信開始
18:30 プレゼン終了、撤収作業開始
夜 現地出発 −>東北(現地出発19時半頃を予定)と東京(現地出発24時頃を予定・29日早朝秋葉原解散)に別れて帰宅の途に


□このイベントの意義
 3月11日に東日本大震災が起きて以来、生活のために不要不急とは言えないエンターテインメント産業である、ビデオゲーム産業に従事しているゲームクリエイターたちは、自分たちが日々従事している仕事を通じて、何か被災地のために行動できないだろうかという模索をしてきました。
 津波被害のための瓦礫の撤去といった基本的な生活秩序の回復に対しては、ゲームクリエイターは無力です。しかし、現地の生活状況が回復してきている現在、未来につながるような活動として、ゲームクリエイターらしい方法で、現地の復興へと協力できると考えたのです。
 それが、GameJamを、福島で開催するというものでした。
 福島は、今後、原子力災害という風評被害に長い間直面していかなければなりません。「Fukushima」という単語は、特別な意味を持ち、今後ネガティブな意味を持って、世界から見続けられることになります。だからこそ、あえて、その場所でポジティブなメッセージを発信するGameJamを開催する意義が生まれます。

 福島GameJamを通じて、現地を視察した日本の最前線のゲームクリエーターたちと、東北地域の学生を中心とした若者たちとで、共にゲームを作り上げることには、様々な効果が期待できます。
 GameJamの最大の魅力は、イベント実施中に、ゲームをチームで作っている人たちから、立ち上る強烈な「熱気」にあります。それを通じて、被災地域は復興できるという、メッセージを発信していきたいのです。また、GameJamそのものの持つ高い「教育効果」も、世界で確認されています。プロのゲームクリエイターたちと共にゲームを作るという作業を通じて、東北地域の若者は、ゲームを作る物づくりの方法を実感として学ぶことができます。
 さらに、このイベントは、IGDAが持つ国際的なネットワークを通じて告知を行い、イベントの開催中は、Ustreamを通じて日本はもとより、全世界に対して中継番組を放送し、世界に対してメッセージを発信します。そして、完成したゲームをインターネットを通じて、配信することによって、福島をはじめとする東北地域の復興のシンボルへと繋げていきたいと考えています。

□東北地域復興のフレームワーク「東北ITコンセプト(仮称)」の策定に向けて
 さらに、このイベントは、現地からの要望に基づき、単発のイベントではなく、「東北ITコンセプト(仮称)」という産官学が連携した新産業創出ための提案に繋げる考え方へと広げるものに、位置づけることを視野に入れています。
 デジタルデータであれば、風評被害に悩まされることなく、場所を意識することなくビジネスが、全世界に対してビジネスを展開できる可能性が持つ特性を利用していくものです。
 これは、被災地域の復興が、最初の段階が終わりつつある今だからこそ、新しい未来を切り開く道を、生み出していくための有効な手段へとつなげていきたいと考えています。

 より詳しい概要は、以下ご参照下さい。
http://www.igda.jp/modules/pico/index.php?content_id=34