書籍「ゲームを動かす技術と発想」
ソフトバンククリエイティブから書籍「ゲームを動かす技術と発想」を献本いただきました。著者の堂前嘉樹さんはバンダイナムコゲームスのプログラマーで、代表作には「僕の私の塊魂」「鉄拳6」「鉄拳タッグトーナメント2」などがあります。またCEDECでも2010年から3年連続で講演をされています。
まだ、ぱらぱらっとしか読めていないのですが、文字が大きく、画像や図版がふんだんに使われており、できるだけ平易な説明がなされているので、非常に読みやすいです。専門学校生や大学の学部生などから、企業の新人研修などにオススメではないかと思います。
また「ゲームの作り方」や「プログラミングの入門書」などではなく、知っているようでなかなか知らない「ゲームプログラムがゲーム機上で動く仕組み」に焦点を当てて解説されているため、ベテランの方でも新しい気づきや発見があるかもしれません。
なんたって序盤(第二章)から、メモリとディスクの説明がされているのに心が掴まれました。どんなにディスク容量が増えても、メモリにプログラムが読み込まれないと、ゲームは動かないんですよね。すみません、わかってるようで、ちゃんとわかってませんでした。3Dグラフィックスについても、よく理解しないままシェーダーなどの専門用語を使ってました。僕もこの本で勉強します!
目次
第1章 基本の話
第2章 メモリとディスク
第3章 CPUとGPU
第4章 数値表現と演算
第5章 3Dグラフィックスの数学
第6章 アニメーション
第7章 3Dグラフィックス/頂点
第8章 3Dグラフィックス/ポリゴン、ピクセル、テクスチャ
第9章 3Dグラフィックス/シェーダー、高速化
第10章 ゲームプログラミングの物理学
著者について
堂前 嘉樹 (どうまえ よしき)
1976年、愛知県生まれ。大学卒業よりゲーム業界にプログラマーとして飛び込み、様々なゲームジャンルのプログラミングに携わる。
その後、同業他社を転々とし、現在は株式会社バンダイナムコスタジオに所属。
主にグラフィック周りのプログラム作成と、描画関連のプログラムのリーダーを務める。
CEDEC 2010、2011、2012でも講演を行う。
主な代表作として、「僕の私の塊魂」、「鉄拳6」、「鉄拳タッグトーナメント2」などがある。
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