テクニカルコミュニケーションシンポジウム2013

投稿日時 2013-08-21 14:55 | カテゴリ: Event/Seminar

テクニカルコミュニケーションシンポジウム2013

 
製品やサービスの使用説明を扱う専門家の団体「一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会」が実施するシンポジウムで、ゲームニクス理論が取り上げられる予定です。ゲームニクス理論は立命館大学のサイトウ・アキヒロ氏が提唱されているメソッドで、ゲームのユーザーインターフェースのノウハウを体系化して、家電やウェブサービスに応用しようとする試みです。Ustreamでの配信も実施されるとのことです。
 
PCやモバイル端末の入出力インターフェースとしてのタブレット型製品は現在ではあたりまえのように私たちの生活に入り込んできています。同時に市場要求に応えるべく各企業は新たなサービス提供を始めています。その手段系としてのクラウドの活用はキュレーションビジネスを加速させています。
 
また、私たちテクニカルコミュニケーターは製品やサ?ビスについて「見やすく」「わかりやすく」「探しやすい」情報提供を行うべく日々努力しています。電子化された製品情報の提供方法も変化してきています。CD-ROM、機器組み込み、Web化と多様化している中、Webの提供も個々での対応からクラウドサービスの活用などに変化してきています。
 
これらの変化の中で私たちはどのように行動すべきなのでしょうか。お客様の期待する製品やサービスへの究極は何かを考えると、自然に機能を理解し、自然な作法によってカンタン操作ができることでしょう。実現するためのひとつとしてゲームニクス理論があります。これはゲームの世界だけではなくあらゆる業界に共通のヒントが隠されていると思います。ただし、実現のためにはビジネス分野毎に解決すべきハードルが個々にあると考えます。究極の製品やサービスが実現していく環境下ではトリセツは不要? 私たちテクニカルコミュニケーターの役割は終わりでしょうか?いや、だからこそ我々の経験とスキルを活かした行動が求められ、そこに新たな価値がうまれるのです。
 
まさにこのような環境の変化を受けて、今回2013年のTCシンポジウムのテーマは『e-TCが価値を創り出す!』です。
 
テクニカルコミュニケーターとして製品やサービス提供の上流部分に深く入り込み、新たな価値提供を行う。そのためには我々は何を考え、どのように行動すればよいのか。
 
サブテーマとして東京開催では「キーワードはキュレーションとゲームニクス」、京都開催では「つながり、実感、次の一手」としています。その主旨は共通していますが東京/京都での価値を創り出すための独自のセッション企画によって、シンポジウムにご参加の皆様が「行動するぞ!」という実感が持てるシンポジウムを目指します。
 
【東京開催】 8月26日-28日 工学院大学
【京都開催】 10月10日-11日 京都リサーチパーク
 
*基調パネルディスカッションを、Ustreamでご覧いただけます。





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