IGDA本体の公式サイトがリニューアルされました
IGDA本体の公式サイトがリニューアルされ、よりシンプルになりました。支部の欄にはIGDA日本、関西、福岡、東北も掲載されています。またIGDAの歴史も簡潔に紹介されています。GDCとの関係についても触れられていますので、まるっと翻訳してみました。
IGDAは1994年にアーネスト・アダムスによって設立され、当初はCGDA(Computer Game Developers Association)という名称で運営されていました。
CDGAの活動開始には幾つか理由がありましたが、その中でも主要なものとして、1994年初期のアメリカのゲーム業界では、ゲーム開発者が業界内での議論に参加する手段が存在しなかったことがありました。パブリッシャーにはIDSA(後のESA)がありましたが、独立系の開発者の意見は表に出てこなかったのです。ゲーム業界の人々は何かそうしたグループに加わりたいと思っていましたが、そういったものは何もなく、ゲーム開発者の声を届けるために必要な、真にプロフェッショナルな団体が求められていることが明らかになってきました。
他に重要でシンプルな理由もありました。ゲーム開発を芸術の域に高め、ゲーム開発者をサポートするための、プロフェッショナルな団体が求められていたのです。ゲーム開発者のコミュニティは自分たちの経験を共有し、進行中の課題に対して一緒に取り組むための方法を求めていました。
CGDAはしだいに組織として古くなっていき、それまで自分たちが所有していたCGDC(Computer Game Developers Conference )がMiller Freemanに売却されました(後のCMPで、その後Think Servicesとなり、現在はUBM TechWebとなっています)。Miller FreemanとCGDAはその後もカンファレンスで協力体制をとる一方で、同社はCGDAに対して大きな協力を行いました。
1999年、CGDAは困難な時期を迎えていました。組織を運営する上で必要なボランティアスタッフを管理することが難しくなっていたのです。そこで幹部責任者はMiller Freemanに管理運営を打診しました。ちょうど同じ頃、活動の国際化を進めていたCGDAは、その実態を反映するべく、公式にその名前をIGDA(International Game Developers Association)に変更します。 IGDAはCMPと2004年まで日々の管理運営業務に関する契約を延長しました。その後IGDAは日々の運営を選挙で選ばれた幹部メンバーによって、直接運営されるようになりました。そして2008年にTalley Management Group と事務作業や経理面に対するサポートに対して契約を結びました。
IGDAの背景情報について、より深い情報はErin Hoffmanによって2007年10月2日に書かれた記事「Let's Get Together」にまとめられています。
エグゼクティブディレクター:
1994-2000 ジェニファー・パイカ
2000-2009 ジェイソン・デラ・ロッカ
2009-2010 ジョシュア・カウフィールド
2010-2012 ゴードン・ベレミー
2012-現在 ケイト・エドワーズ
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