新年のご挨拶

投稿日時 2014-01-03 10:52 | カテゴリ: IGDA日本

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。旧年中は皆様方に大変おせわになり、本当にありがとうございました。今年もよろしくお願い申し上げます。

さて、2002年にスタートしたIGDA日本も気がつけば今年で12年目を迎えました。12年といえば干支で言えば一回りです。草の根のボランティア団体からスタートしたIGDA日本も、その間にさまざまな方々のご理解とご協力を得て、粛々と成長を続けて参りました。

特に昨年、文化庁メディア芸術祭において福島GameJamに関する活動が審査委員会推薦作品に選出されたことは、日本のゲーム業界におけるコミュニティ活動の成熟をあらわす象徴的なできごととしても、位置づけられるのではないでしょうか。12年前といえばCEDECすら公式に認知されていたとは言い切れず、コミュニティ活動など無理だと言われていたのですから。それが今やIGDA日本だけでなく、さまざまなコミュニティが存在し、毎週のように勉強会が開催されています。これは本当に驚くべきことです。世の中は変わっていくし、自分たちで変えられるのです。

さて、2014年もIGDA日本はますます精力的に活動を続けていきます。前述の通りIGDA日本は過去12年間でさまざまな方々に支えられて参りました。その一方で最近ではIGDA日本が他の組織や活動にご協力し、これまでの恩返しをする機会も増えています。具体的にはCEDECやOGC、DiGRA JAPANなどです。東京ゲームショウで初の試みとなる、TGSインディーズコーナーの企画協力を行わせていただいたことも、2013年の大きなトピックでした。

このほかIGDA本体との連携についても、昨年は一気に距離が縮まりました。台湾・オーストラリア・チリなどのチャプター世話人とは毎週のようにスカイプでMTGを行っており、Facebookのグループページも活況です。GDCを主催するUBM Techとも、IGDA日本は重要なメディアパートナーとして位置づけられており、公式サイトの翻訳を長年続けています。さらに本年2月に開催されるIT業界のカンファレンス「Developers Summit 2014」においても、公式コミュニティとして参加が決定いたしました。

このように2014年のmIGDA日本は、主たるミッションである「ゲーム業界の情報共有とコミュニティ育成」を進めつつも、さらに活動領域を広げて参ります。第一にゲーム業界内における、他のコミュニティとの交流推進。第二に学会やIT業界など、ゲーム業界外におけるコミュニティとの交流推進。そして第三にさらなる国際化の推進です。東京という世界的にも珍しい巨大なゲーム開発クラスターにおいて、ゲーム開発や研究などに携わる一人ひとりの皆様の幸せを祈願しつつ、さらなる活動を進めて参ります。

最後になりましたが、こうした活動はすべて、皆様方の温かいご支援とボランティア精神によって支えられていることは、言うまでもありません。改めて御礼を申しあげると共に、さらなるご支援をよろしくお願い申し上げます。
 






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