「SIG-Glocal」スタート?ローカライゼーションや市場による文化差をテーマにしたSIG

投稿日時 2009-09-09 23:57 | カテゴリ: SIG-Glocal

  さらに、新たにIGDA日本に、新しいSIGがスタートしました。

 SIG-Glocalizationです。このSIGはCEDECで行われた「日本から海外へ!?今日から役立つローカライズ技法?」というラウンドテーブルをキックオフとして、スタートしたSIGです。
 「Global」と「Localization」をあわせた造語として、世界を意識したゲーム開発を意識するSIGとして、「Glocalization」と命名されました。
 
 その様子については、このSIGの世話人である小野憲史さんが自身がレポートされています。

 
 また、このSIGの立ち上げる背景について、小野憲史さんのブログ「日々つれづれ」で紹介されています。
 
2009-09-08 SIG-Glocalization 

でもって、最後に告知させていただいたんですが、このラウンドテーブルの議論を引き継ぐ形で、IGDA日本で新しく「SIG-Glocalization」が立ち上がりました。世話人はラウンドテーブルと同じく、セガの長谷川亮一さん、ナニカの稲葉治彦さん、バースデーソング音楽出版のエミリオ・ガジェコさん、そして立命館大学の中村彰憲さんにも加わってもらっています。長谷川さんはメガドラの「エコー・ザ・ドルフィン」からずっとローカライズ一筋という大ベテランで、稲葉さん、エミリオさんもローカライズベンダーとして、数多くのタイトルにかかわられてきました。中村さんは中国ゲームビジネスの第一人者で、さまざまな議論が展開できるのではないかと僕も楽しみです。

SIGのミッションは、まだはっきりと決まっていません。とりあえず漠然と「日本から海外へ」「ディベロッパー視点」「広い視野で海外配信を見据える」などがポイントかなあと考えています。これまでローカライズはパブリッシャーの役割でしたが、最近ではWiiウェアやiPhone、Facebookなど、ディベロッパーが直接海外に向けてダウンロード配信できる環境も整ってきました。一方でパブリッシャー側も全世界同時発売が求められてきて、5カ国語、10カ国語対応は当たり前、なんて状況にありますよね。もっと、これまでの知見を共有でききるんじゃないか。まずは、そんな風に捉えています。走りながら考えていく、いつもの方式です。


11月に第1回目の研究会の計画が上がっており、準備が進行中です。
正式に決まり次第、こちらも皆様にご案内したいと思っています。この新しいSIGへのご協力・ご参加もよろしくお願いします。

 






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