情報処理学会創立50周年記念全国大会<3月8(月)-12日(金)・聴講無料> ゲーム関連、Vocaloid関連セッション

投稿日時 2010-02-23 05:15 | カテゴリ: Academic関連イベント

 「情報処理学会創立50周年記念全国大会」が、3月8-12日の日程で、東京大学本郷キャンパスで開催されます。聴講無料です。

 
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■ゲーム関連
3月9日(火) 9:30-12:00
ビデオゲーム開発の現場では今何が起きている?
 
講演者 Speaker
 
イベント司会
稲見 昌彦
慶應義塾大学 大学院 メディアデザイン研究科 教授
 
講演・パネリスト
松原 健二 コーエーテクモホールディングス(株) 代表取締役社長
吉岡 直人 (株)スクウェア・エニックス 研究開発部 チーフ・テクノロジスト
斎藤 直宏 (株)バンダイナムコゲームス コンテンツ制作本部 制作ディビジョン 
技術部,サウンド部 ゼネラルマネージャー
植原 一充 フリー
長谷川 晶一 電気通信大学 電気通信学部 知能機械工学科 准教授
 
概要 Abstract
過去30年あまりビデオゲームはIT技術と伴に発展してきた.近年では,ゲームへの応用を主目的として最先端CPUやGPUが開発されるなど,ゲームはIT技術の牽引を担うひとつの要素へと変わってきた.ゲーム技術の特徴は,フォトリアルな表現を可能にする3Dグラフィックス,あたかも人間らしい振る舞いをもたらす人工知能,現実世界とゲーム世界を結びつけるユーザーインタフェースなど,さまざまな分野におよぶ.本セッションでは,世界のゲーム市場の動向,技術開発の現状というサーベイと,ゲーム開発技術のこれからについて,実際に国内大手ゲーム企業において研究・開発に従事している立場から最新の事情をお伝えする.
 
■CGM関連
3月10日 15:30-17:30
CGMの現在と未来: 
初音ミク,ニコニコ動画,ピアプロの切り拓いた世界
 
講演者 Speaker
イベント司会
後藤 真孝 産業技術総合研究所 情報技術研究部門
 
講演・パネリスト
剣持 秀紀 ヤマハ株式会社 サウンドテクノロジー開発センター
伊藤 博之 クリプトン・フューチャー・メディア株式会社
戀塚 昭彦 株式会社ドワンゴ 研究開発本部
濱野 智史 株式会社日本技芸
 
概要 Abstract
ヤマハ株式会社のVOCALOID技術に基づいた歌声合成ソフトウェア「初音ミク」を,クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が2007年8月31日に発売して以来,多くの人々が多様な創作活動を繰り広げ,その作品を株式会社ニワンゴ(ドワンゴ)の運営する「ニコニコ動画」上に投稿してきた.そして,ニコニコ動画が持つ「擬似同期型アーキテクチャ」が基盤となり,CGMサイト「ピアプロ」等によるコンテンツ素材の共有も進んだことで,コンテンツの2次,3次創作といった「N次創作」に基づく作品が活発に生み出されている.これは,CGM (Consumer Generated Media) の未来を切り拓く画期的な現象であり,日本は海外に対して圧倒的に優位に立っていると言える.本セッションではこれらを背景に,VOCALOIDの生みの親の剣持氏,ピアプロの生みの親で初音ミク販売元の伊藤氏,ニコニコ動画の生みの親の戀塚氏,擬似同期型アーキテクチャとN次創作の概念の生みの親の濱野氏と共に,CGMの現在と未来を議論する.





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