シリコンスタジオ、独自開発・次世代映像表現ミドルウェア群をブランドユニット化、GDC2010エキスポで公開

投稿日時 2010-03-05 04:23 | カテゴリ: Products/Release

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■  シリコンスタジオ、独自開発・次世代映像表現ミドルウェア群を
ブランドユニット化、GDC2010エキスポで公開 ■
 
 - 次世代映像表現を可能にする国産ミドルウェア、
マルチプラットフォーム対応リアルタイムグラフィックス技術を
            世界ゲーム市場に向けて公開 -
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エンターテインメント業界向けにデジタルコンテンツ関連ビジネスを展開しております、シリコンスタジオ株式会社 (代表取締役社長 寺田健彦、本社渋谷区恵比寿、電話 03-5488-7070(代表))(以下、シリコンスタジオ)は、当社が開発した、ゲーム開発者向けのリアルタイムグラフィックスのミドルウェア群をブランドユニット化し、来る2010年3月9日から米カリフォルニア・サンフランシスコで開催される「Game Developers Conference 2010(GDC 2010)」にて公開いたします。  
 
GDCは、ゲーム業界において世界最大の開発者向けのカンファレンスです。 300 以上のセッション、パネル、チュートリアルやラウンド・テーブルで各分野の専門家が発表し、ディスカッションが繰り広げられます。 近年では、モバイルゲームからiphoneゲーム市場までサミット分野が広がり、17000人以上のゲーム業界者が世界中から集まって、開発者達のノウハウや業界の最新情報を得る事ができるイベントとなりました。 
 
シリコンスタジオは、ゲーム関連技術企業がブース展示をするエキスポに出展いたします(11日から3日間、ブース番号1241&1243)。 当社ブースでは、想像力を超える創造ビジュアルを実現する「The Seven Lucky Gods(七福神)」ユニットを揃え、さまざまな次世代映像表現を披露いたします。
 
The Seven Lucky Godsには、当社開発エンジンのシェーディングやポストエフェクトに特化したミドルウェア「DAIKOKU(ダイコク):Advanced Shader Pipeline」、「YEBIS(エビス): Pithy Post Effect」、そして、ミドルウェアに搭載できる、リアルタイム3D VFXツール「BISYAMON(ビシャモン)」がラインアップされています。  これらツールは、プログラマーの描画部分の作業負担を軽減し、かつ描画性能を向上させることが可能なツールです。  マルチプラットフォームへの移植性、拡張性をベースに、現場でのニーズとエキスパート達のノウハウを合わせて開発され、リアルタイムグラフィックスゲーム開発環境に格段の開発効力と量産性能力を提供いたします。 尚、当ユニットの4番目になるツールも参考出展する予定です。
 
当社ブースでは、NEC液晶テクノロジー株式会社様のご協力をいただき、裸眼立体液晶パネルを通して、迫力あるリアルタイムグラフィックスの世界をご紹介いたします。  
 
また、静止画からリアルスティックな3Dフェイシャルアニメーションが生成できる「MotionPortrait」技術も、デモンストレーションを通してご覧いただけます。
 
シリコンスタジオ社では、ゲーム開発環境と市場発展に“福の神”をもたらすことを願い、The Seven Lucky Godsブランドのファミリーツールの拡張と発展を進めてまいります。  GDC2010を機に、ビジネス機会の拡大、国産技術のワールドワイド規模な拡充にチャレンジすると共に、効率的運用を図るゲーム開発者達のプロセス改革を提案してまいります。
 
主な出展製品は以下の通りです。
 
 
● DAIKOKU
DAIKOKUは、有用なリアルタイムのシェーディングテクニックを提供するグラフィックスAPIです。ゲーム開発者はプログラマブルシェーダを記述する必要なく、高度なシェーディングを活用することができます。  多様なシェーダ技術のほか、ワークフローの構築を支援するツールサンプルを提供しておりますので、既存のゲームエンジンを持たない開発者でも、ワークフローの構築に煩わされることなく開発をスタートできます。 また、ゲームエンジンを既に持っている開発者は、低レベルな描画パイプラインとして、自社のゲームエンジンに容易に組み込むことができます。
 
● YEBIS
YEBISは、レンダリングされた画像に対する、さまざまな次世代リアルタイムポストエフェクト機能を提供するマルチプラットフォームライブラリです。 HDR(High Dynamic Range)レンダリングを基本とした、被写界深度処理(デフォーカス表現)、グレアエフェクト、そしてカラー補正といった、ポストエフェクト機能によって次世代のリアリスティックな表現が可能となります。 ゲーム開発者はポストエフェクトのためのシェーダを記述することなく、最小限のAPIコールだけで有用なエフェクトを利用することができます。 
 
● BISHAMON
BISHAMONは、マッチロック株式会社が開発した、ゲーム開発者に向けた3D空間上に炎や煙、魔法などを作り出すための、パーティクル表現にとどまらない多用途なエフェクトツールです。 直感的なインターフェースによりトライ&エラーを極端に高めることができるため、プログラマーに負担を掛けることなく、デザイナーだけでエフェクト作成をすることができます。 モデリングツールで作成するものに比べ、最終的な見栄調整までをデザイナーだけで完結できるため、開発コストの削減が見込める、非常に効率的な開発スタイルを提供します。
 
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● 「The Seven Lucky Gods(七福神)」ユニットの由来について
七福神は、幸運の神として知られ、幸運・富・長命等々、あらゆるものに福をもたらす七神として日本で信仰されています。 七福神を構成する神々は、一般には、恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁財天、布袋尊、寿老人、福禄寿の七神をいい、室町時代に民間信仰として始まったと言い伝えられています。七福神のパワーは、開運・幸運を引き寄せ、全ての福運をパワーアップしてくれます。 シリコンスタジオは、この七福神のパワーをあやかり、ゲーム開発環境と市場発展に“福の神”をもたらすことを願って、当社開発エンジンのシェーディングやポストエフェクトに特化したミドルウェア群に「DAIKOKU(ダイコク)」、「YEBIS(エビス)」そしてリアルタイム3D VFXツールに「BISHAMON(ビシャモン)」と名付けました。  
 
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