GDCオーディオ報告会を開催しました

投稿日時 2012-05-01 02:29 | カテゴリ: IGDA日本

GDCオーディオ報告会を開催しました

4月28日にGDCオーディオ報告会を開催しました。会場をご提供いただいたCRI・ミドルウェア会議室には、講演者・スタッフをあわせて50名近くの参加者が集まりました。おそらくGDC報告会の中でも、オーディオに特化したものは今回が初めてではなかったでしょうか。また、セミナーの最後には企画の旗振り人で、CEDEC 2011運営委員会でプログラムワーキンググループ・サウンドも担当する土田善紀氏より、新しくIGDA日本オーディオ専門部会(SIG-Audio)の発足も念頭に置きつつ、継続的な活動を行っていきたいという発言も見られました。今後の展開が楽しみです。

今回の報告会では特に、オーディオ以外にローカリゼーションサミットの特別講演と、SIG-AIで世話人を務める三宅氏からの報告も行われるなど、立体的な内容になった点が特徴的でした。特別講演ではマーカス柴山氏と谷山輝氏が、サウンドローカライズ向けオーサリングツール「Moomle」についてデモを交えながら講演しました。これはオーディプログラマーとローカライズ担当者の成功事例の一つだと言えます。

一方で三宅氏はゲームオーディオとゲームAIが互いに融合しつつある現状を紹介しました。例として上げられたのが、ステルスアクションゲームにおいてキャラクターの立てる物音が、複雑なステージ内でどのように伝達し、それに伴って敵キャラクターがどのように行動をおこすか。また膨大なボイスデータをAI管理して、それらしいボイスを自動生成するアルゴリズムなどの事例です。その上で分野を超えた連携の重要性について問いかけていました。

また講演資料についても公開できるものについては、準備が整い次第、順次公開していきます。






IGDA Japan chapterにて更に多くのニュース記事をよむことができます
https://old2014.igda.jp

このニュース記事が掲載されているURL:
https://old2014.igda.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=740