サッカーシミュレーションのAI、サッカーゲームのAI
(DigraJ公開講座09年5月期)
2009年5月29日(金) 18:00 開始
デジタルゲームのAIはこの数年で大きな発展を遂げました。
しかし、人工知能技術は抽象的で、
その技術と効果を実際に目に見える形で捉える機会はなかなかありません。
そこで本公開講座では「デジタル世界におけるサーカーAI」に分野を特定することで、わかりやすい設定のもとで目に見える形で、
ロボカップサッカー・シミュレーションリーグ (デジタル・サッカー・シミュレーション)
WORLD CLUB Champion Football(株式会社セガ)(デジタル・サッカー・ゲーム)
におけるAIについて、実際の第一線の研究者と開発者に、その技術とデザイン・コンセプトについてご講演頂きます。
講演後には、パネルディスカッションを用意し、
ゲーム産業におけるAI、大学の研究におけるAIについて議論することで、
1. エンターテインメントにおけるAIと研究におけるAIの共通点と相違
2. AI技術についての産学間の協調の可能性
3. 相互の発展のためにお互いの果たす役割
について議論を展開する予定です。
デジタルゲームAIの開発に従事している方から、
単にAIというものに心惹かれる方(技術者でない方でも歓迎します)まで、
幅広い参加者をお待ちしております。
<概要>
■講師:
西野 順二(電気通信大学)
田邊 雅彦(株式会社セガ)
■司会:
三宅 陽一郎(株式会社フロム・ソフトウェア)
■開催日時:
2009年5月29日(金)18:00開始 20:40終了
※受付開始時間は17:30です。
混雑が予想されますので、お早めにご来場ください。
■場所:
東京大学本郷キャンパス 山上会館
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_00_02_j.html
※会場が以前までと異なります。ご確認下さい。
■予定:
18:00 西野順二「RoboCupサッカーシミュレーションリーグ」(60分)
19:00 田邊雅彦「WCCF AIエンジニアリング」(60分)
20:00 パネルディスカッション
「ゲーム産業におけるAI,研究におけるAI」(40分)
20:40 終了
■講演概要
西野 順二「RoboCupサッカーシミュレーションリーグ」
10年目を迎えたロボカップサッカーは人工知能の実応用のための国際標準問題で、世界中の研究機関がしのぎを削っている。
特にシミュレーションリーグはハードトラブルが無く非常に高度な発展を遂げており、そこで使われるAI技術は理論的にもシステムとしての完成度も高い。
実際に11のバーチャルロボットが協調してチームプレーを行う様子は「まるで人のよう」だと言われるまでになっている。
研究目的の大会という性質もあり使われるAI技術も幅広く推論、学習、ファジィ、遺伝的システムなど、全てがどこかで使われている。
本講演では近年の試合の様子や、特に好んで使われるAI技術の傾向、その原理とサッカー応用における特徴の解説を行う。
田邊 雅彦「WCCF AIエンジニアリング」
製品に含まれるAIの設計は、その製品の魅力を最大限に発揮することを目的とする。
そのための設計アプローチと実際に設計されたサッカーAIの概要を紹介する。
また、今回はサッカーという現実にある競技の特性をふまえつつ、ゲームとしての仕様を満たすためのAI構造についても考察する。
■定員:
100名 (予約が満席の場合は、当日参加受付はございません。また、当日参加の方は受付でお待ち頂く場合がございます。ご了承下さい。)
■参加費:
日本デジタルゲーム学会 正会員・学生会員:無料
日本デジタルゲーム学会 賛助会員(一口あたり代表者3名まで):無料
非会員:2,000円
(当日 受付にてお支払いください)
参加申込は以下のフォームからお願いいたします。
http://www.digrajapan.org/modules/eguide/event.php?eid=36
※申し込み終了後、確認のメールがご登録のメールアドレスに送信されます。受付確認のメールが届かない場合、エラーが発生している可能性がございますので、お手数ですが、再度のご登録をお願いいたします。
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