IGDA、エグゼクティブディレクターにKate Edwardsを任命

投稿日時 2013-01-03 23:41 | カテゴリ: IGDA

IGDA、エグゼクティブディレクターにKate Edwardsを任命

 
IGDA本体のエグゼクティブディレクターが昨年末に交替いたしました。新任のKate Edwardsは長くローカリゼーションSIGの世話人として活躍し、一昨年9月に開催されたSIG-Glocalization#10では国内で講演も行うなど、日本支部とも長く親交のある人物です。エグゼクティブディレクターはIGDAの顔ともいえる役職で、Digra Tokyo2007、CEDEC2007ではJason Della Rocca、CEDEC2011ではGordon Bellamyが、それぞれ来日いたしました。IGDA日本では今後、Kate Edwardsを通してIGDA本体と一層の連携をとり、世界のゲーム開発者コミュニティ発展に取り組んでいきます。
 
ゲーム産業のカルチャリゼーションストラテジストであり、長年IGDAメンバーとして活動してきたKate Edwards
IGDA理事会と協力し協会の更なる飛躍へ
 
MT. ROYAL, NJ - 2012年12月27日 - 世界最大のゲーム産業従事者支援団体であるInternational Game Developers Association (IGDA)はこの度、Kate Edwardsをエグゼクティブディレクターに任命いたしました。Edwardsは16年以上にわたりゲーム産業でカルチャリゼーションストラテジストとして活動してきた実績を持ち、今後は協会のエグゼクティブディレクターとしてその知見を十分に発揮していきます。
 
Edwardsはこれまでに高い専門知識を活かし、Halo、Age of Empires、Fable、Dragon Age、Mass Effect、Fallout 3、Modern Warfare 3、Dance Centralなどの多数のタイトルに携わってきました。Microsoft時代('92-'05)には、彼女自身が立ち上げた社内チームでジオポリティカル(地政学)ストラテジストとして活躍後コンサルタントとして起業、Englobe を設立して現在に至ります('92-'05)。同社は、デジタルコンテンツが潜在的に抱える地政学的/文化的問題リスクの特定という他に例を見ないサービスを提供しています。

"ゲーム産業をグローバルに、なおかつローカルにも理解するKateは、IGDAのエグゼクティブディレクターとしてこれ以上ない適性を持っていると思います。"IGDA 理事会メンバーの Dustin Clingmanは述べます。"IGDA、そして世界中の開発コミュニティが成長を続けていく上で、彼女の力は大きく堅牢な礎となってくれるでしょう。"
 
今後は選任された他の理事会メンバーと綿密に協力し、「ゲーム開発者のキャリア形成と、ひいてはクオリティオブライフの向上を推進する」というIGDAの目標のさらなる達成に向けて取り組んでいきます。
 
"ゲーム開発というのは、大衆に受け入れられるかたちをした芸術を突き詰めていく行為です。" Edwardsは言います。"そして現在、開発者もファンも、ゲームを作る側と遊ぶ側の両側において多様性が広がっていくさまを目の当たりにしています。 優れたゲームを世界中のオーディエンスに向けて作るべく日々励んでいるすべての開発者へ、IGDAは今後も最大限の支援を行なっていくために最大限の活動をしていきます。今回、このような素晴らしいコミュニティの先頭に立ち、更なる飛翔に向けて活動する機会を得られたことを心より嬉しく思います。"
 
Edwardsは2004年よりIGDAのメンバーとして活動を開始。ローカリゼーションに関する専門部会(SIG)の設立と運営を手がけ、Game Developer ConferenceのLocalization Summitの共同主催者としても活動してきました。 
 
ゲーム以外にも、オンライン地図作成、政府関係、マーケティング、現地市場への配給といった分野で、グローバル化の進む現代においてコンテンツが直面する様々な課題に取り組んできた実績があります。
 
なお、就任に伴う活動地域の変更はなく、Edwardsは引き続きシアトルを拠点として活動していきます。
 
国際ゲーム開発者協会(IGDA)について
IGDA はビデオゲーム製作者個人を支援する世界最大規模の非営利団体です。「ゲーム開発者のキャリア形成と、ひいてはクオリティオブライフの向上を推進する」を主目標とし、その達成のためゲーム産業従事者同士の交流およびキャリア構築を支援し、開発コミュニティに影響を及ぼす問題に対する主張の提示等を行なっています。詳細についてはwww.igda.org(英語)をご覧ください
 
本リリースはigra.orgに掲載されたニュースの参考訳です(翻訳:IGDA日本Internationalization Force)
本件に関する問い合わせはinfo@igda.jpまで




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