チャプターチャット通信8

投稿日時 2013-02-22 00:05 | カテゴリ: IGDA

チャプターチャット通信8

 
IGDAでは各支部の世話人クラスがスカイプ上で集まり、「アメリカ」「ヨーロッパ/アフリカ」「アジア太平洋」という3本のミーティングが、毎週開催されています。今朝のアメリカ向けミーティングで興味深いニュースが紹介されたので共有します。
 
IGDAが「ゲームと銃はどちらが問題か」をテーマに公開討論会を提案
 
GamePolitics.comは2月21日の記事で、IGDAでアンチセンサーシップ&社会問題SIGの世話人をつとめるダニエル・グリーンバーグ氏が、元テネシー州知事のアンドリュー・ラマー・アレクサンダー氏に対して、公開討論を求める書簡を送付したことを伝えました。
 
討論会のテーマは「ゲームと銃はどちらがより大きな社会的問題か」です。グリーンバーグ氏は書簡の中でアレクサンダー氏が「ゲームは銃と違って『人々に影響を及ぼす』ため、より大きな問題だ」という発言に対して、2012年12月14日にコネチカット州で起きたサンディフック小学校銃乱射事件を例にあげて批判しています。
 
記事では、アレクサンダー氏はこの討論に応じるつもりはないだろうと、討論会の開催に否定的な見方を示しています。IGDAのスカイプミーティングでも話題にのぼりましたが、やはり開催の見込みは薄いとのことでした。もっとも、公開討論に挑んだグリーンバーグ氏に対して、勇気ある挑戦を賞賛する声が上がったことは、言うまでもありません。
 
グリーンバーグ氏はフリーランスのゲームシナリオライター&ゲームデザイナーで、これまで「クライシス」「ロード・オブ・ザ・リングス オンライン」などの開発に携わりました。「ゲーム産業はメディアと行政の批判に対して自らを守るべきだ」というコラムも発表。GDC2013でも「スケープゴートは御免だ:ゲームの社会的イメージ向上」というセッションに出席します。
 
公開討論会が実施されて、ゲーム産業のメッセージが広くアメリカ社会に共有されることを期待しています。





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