GDC2013:日本人講演者セッション参考訳
3/22追記:直近のお知らせで申し訳ありません。ジェトロ主催でパネルディスカッションが開催されます。タイトルは「日本のゲームと日本でゲームを販売するうえで知っておくべき5つのこと」で、海外のディベロッパーやパブリッシャー向けに、日本市場に参入する上でのコツなどが議論されます。モデレータはジェトロで日本企業の海外進出もサポートしているIlluminatiのJon Kimmich氏で、パネリストはランドホーのAlexander Aniel氏、ウィンライトのMasaki Sato氏、ダンゴの石井 敦氏、ヴァンガードの杉山智則氏です。なお、セッションは英語で行われます。
【本年度はGDC側から、いち早く日本人講演者によるセッション情報がニュースブログで出されました。その内容を翻訳しました】
GDC2013に「ドラゴンズドグマ」「LA-MULANA(ラ・ムラーナ)」「トーキョージャングル」「極限脱出ADV 善人シボウデス」などのセッションが追加
GDC2013のセッションに、「ドラゴンズドグマ」、「ラ・ムラーナ」、「トーキョージャングル」、「ルーンファクトリー4」、「パズル&ドラゴンズ」、「極限脱出ADV善人シボウデス」など、最近日本でヒットしたタイトルのセッションが追加されることになりました。
これらの高い評価を受けているタイトルのレクチャーは、定評のある8-4(ハチノヨン)による同時通訳のもと、3/27(水)?3/29(金)のGDCメインカンファレンスの間、カリフォルニア州サンフランシスコのモスコーニセンターで行われます。
ドラゴンズドグマのディレクターである伊津野英昭氏による「Behind the Scenes of Dragon's Dogma (ドラゴンズドグマの舞台裏)」では、カプコン製オープンワールドアクションRPGの今まで語られなかった開発の裏側についてユーモアとヒントを交えながら、さらにマーケティングやリリース後の製品サポート戦略についても語られます。
「Commun-indies: Making the Most of Your Indie Community (コミューンインディ:インディーズコミュニティを最大活用するには)」では、NIGOROディレクターの楢村匠氏が「ラ・ムラーナ」のリリース前後において開発チームがどのようにユーザーからのフィードバックを活用したかについて、2005年にインディーとしてリリースされる前から、2011年のWiiウェア、2012年のPC版リメイク、さらには2013年にSteam Greenlightキャンペーンに続くまでのスパンで語られます。
「RPG Development: Inspiration and Perspiration (RPG開発のひらめきと汗)」では、マーベラスAQLの橋本嘉史氏が「ルーンファクトリー」、「牧場物語ハーベストムーン」、「Muramasa: The Demon Blade (朧村正)」などの開発を通じて得た、このジャンルにおいていかにして革新的であり続けられるかの実例について解説します。
クリスピーズ代表の片岡洋平氏は「Tokyo Jungle and Japan's Gaming Potential (トーキョージャングルと日本のゲーム開発の可能性)」というレクチャーを行い、ゲーム開発経験の無い彼のチームがいかにしてこの風変わりでカルトなダウンロード用タイトルをファーストパーティーのソニーからリリースする事ができたのかをシェアします。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント社長森下一喜氏による「100% Fun: Keeping Players Engaged (楽しさ100%:プレイヤーをひきつけ続けるには)」では、モバイル向けヒットタイトル「パズル&ドラゴンズ」で世界中の何百万人ものプレイヤーを楽しませ続けている同社の運営指針について語られます。
そして、スパイクチュンソフトの打越鋼太郎氏は「Visual Novels: Narrative Design in Virtue's Last Reward (ビジュアルノベル:善人シボウデスにおけるストーリーデザイン)」というレクチャーで「極限脱出 9時間9人9の扉」、「極限脱出ADV善人シボウデス」という2つのプロジェクトを振り返り、さらに「ビジュアルノベルのクリエイターは他のジャンルにも大きな影響を与えてきた」という観点の元、ビジュアルノベルというジャンルの独自性、将来性について解説します。
GDC2013のスケジュールビルダーはオンラインで利用可能、上で紹介したものも含め、聞き逃したくないレクチャーやチュートリアルのスケジュールを入力し活用してください。
GDCでは、まだ一部の種類のパスが3/20 11:59PM (EST)までに購入することで窓口での購入と比較して100ドルのディスカウントを受ける事が可能です。GDC2013は3/25?3/29まで、サンフランシスコのモスコーニセンターで開催されます。
GDC2013の詳細については公式サイトの他、Facebook, Twitter, RSSなどでも情報を発信しています。
3/6配信
参考訳を掲載している日本語情報は「GDC2013 日本語情報」を参照して下さい。
また、最新のGDCの日本語情報は、「GDC タブ」でご確認下さい。
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