2009年8月期公開講座のお知らせ
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DiGRA Japan編集委員会は、下記の要領で特集論文(原著論文、実践論文、ショートペーパー)を募集します。
多くの会員の方々にご投稿いただければ幸いです。
http://www.digrajapan.org/modules/news/article.php?storyid=269
編集委員会委員・特集エディター
河合 隆史(早稲田大学 大学院国際情報通信研究科)
□ テーマ
ゲームのユーザエクスペリエンス研究
□ 投稿締切
2009 年 7 月 31 日
□ 掲載予定
2010 年 3 月発行の学会誌(第 4 巻 1 号)
□ 対象分野
ユーザエクスペリエンスとは、製品を使用した際のユーザの体験全般を指す用語であり、近年のデジタルゲーム研究の重要課題の一つです。ゲームによってもたらされるユーザエクスペリエンスの研究は、ゲームの面白さの解明へ向けたフレームワークの構築からゲームデザインへの応用に至る、多様な取り組みがなされています。
本特集においては、プレイヤーの視点に立脚し、そのユーザエクスペリエンスの理解と質的向上に関わるゲーム研究について、幅広い範囲での論文を募集いたします。例えば、以下のような研究が、本特集の対象となります。
■ デジタルゲームにおけるユーザエクスペリエンスの評価事例
■ ユーザエクスペリエンスの評価方法や測定モデルの構築
■ ユーザエクスペリエンスの観点からのゲームデザイン
また、ユーザエクスペリエンスを広く捉え、ゲームの与える生体影響の評価なども、本特集の対象として含まれます。
□ 投稿要領
通常の論文投稿規程に準じる。投稿原稿の採否は、本学会が定める査読制度によって決定する。編集委員会の判断により、特集論文ではなく一般投稿論文として、または本特集の号ではなく別の号に掲載される場合がある。なお、投稿方法に関してE-mailの場合は件名を「特集:ゲームのユーザエクスペリエンス研究」とし、郵送による投稿に際しては、原稿の 1 ページ目および封筒に「特集:ゲームのユーザエクスペリエンス研究」と朱書きすること。
□ 問合せ先
DiGRAJ-editorial [at] digrajapan.org
>Digra http://www.digrajapan.org/ ぺージより
2009年5月29日(金)、東京大学山上会館(東京都文京区本郷7-3-1)において本学会主催にて開催された公開講座 「サッカーシミュレーションのAI、サッカーゲームのAI」について、ウェブメディアにて掲載されています。
■INSIDE(2009年5月31日掲載)
WORLD CLUB Champion Football を支える5つのAI ?DiGRA JAPAN5月公開講座
http://www.inside-games.jp/news/354/35497.html
引用:
WCCFで採用されたAIは、学習制御をおこなわない階層化されたエキスパートシステムで、「チームスタイル層(チームスタイルの選択。試合状況によって変化しない)」「タクティクス層(チームスタイルに基づきその瞬間のチーム戦術を選択)」「ロール層(戦術に基づいて個々の役割を決定)」「プレイ層(役割に基づいて行動を選択)」「振舞層(行動から振る舞いを選択)」の5階層で構成されているとのこと。各階層には独立した知識ベースと推論エンジンを持たせ、各層数百ずつのルールから構成されているといいます。
当日の発表資料が以下のURLにアップロードされています。
■PDF(2.30MB)
WCCF AIエンジニアリング
サッカーゲームAIの設計と実装
(株)セガAM R&D#1 田邊雅彦氏
http://www.digrajapan.org/modules/mydownloads/visit.php?cid=11&lid=14
>日本デジタルゲーム学会 ニューズレター http://www.digrajapan.org/ より
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2009年6月公開講座のお知らせ
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2009年6月公開講座では、ゲームクリエイター・プロデューサーとして著名な岡本吉起氏を講師としてお招きし、ゲーム開発についての講演を行います。
開発者のみならず、研究者・学生の皆様におきましても有意義な講演となることと存じます。皆様のご参加をお待ちしております。
以下は概要です。
※今回の公開講座では取材をお断りしております。ご了承ください。
タイトル:
「改造」という創作
講師:
岡本 吉起
(株式会社ゲームリパブリック 代表取締役社長)
概要:
ゲーム業界における「創造」の本質とは?
数々のヒットゲームに携わってきた岡本吉起が、「結合」「分離」「調整」の3つのキーワードを軸に、豊富な実例をまじえて語る。
開催日時:
2009年6月26日(金)18:30開始 20:30終了
※受付開始予定時間は18:00です。混雑が予想されますので、お早めにご来場ください。
会場:東京大学本郷キャンパス 情報学環・福武ホール 地下2階
福武ラーニングシアター
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_14_03_j.html
定員:
180名
(予約が満席の場合は、当日参加受付はございません。また、当日参加の方は受付でお待ち頂く場合がございます。ご了承下さい。)
参加費:
日本デジタルゲーム学会 正会員・学生会員:無料
日本デジタルゲーム学会 賛助会員:
(一口あたり申込先着3名まで)無料
非会員:3,000円
(当日 受付にてお支払いください)
ご予約は以下のウェブサイトからお願いいたします。
http://www.digrajapan.org/modules/eguide/event.php?eid=37
※当日の入会申し込み及び年会費納入は受け付けておりません。入会及び年会費納入につきましては、学会ホームページをご参照下さい。
サッカーシミュレーションのAI、サッカーゲームのAI
(DigraJ公開講座09年5月期)
2009年5月29日(金) 18:00 開始
デジタルゲームのAIはこの数年で大きな発展を遂げました。
しかし、人工知能技術は抽象的で、
その技術と効果を実際に目に見える形で捉える機会はなかなかありません。
そこで本公開講座では「デジタル世界におけるサーカーAI」に分野を特定することで、わかりやすい設定のもとで目に見える形で、
ロボカップサッカー・シミュレーションリーグ (デジタル・サッカー・シミュレーション)
WORLD CLUB Champion Football(株式会社セガ)(デジタル・サッカー・ゲーム)
におけるAIについて、実際の第一線の研究者と開発者に、その技術とデザイン・コンセプトについてご講演頂きます。
講演後には、パネルディスカッションを用意し、
ゲーム産業におけるAI、大学の研究におけるAIについて議論することで、
1. エンターテインメントにおけるAIと研究におけるAIの共通点と相違
2. AI技術についての産学間の協調の可能性
3. 相互の発展のためにお互いの果たす役割
について議論を展開する予定です。
デジタルゲームAIの開発に従事している方から、
単にAIというものに心惹かれる方(技術者でない方でも歓迎します)まで、
幅広い参加者をお待ちしております。
<概要>
■講師:
西野 順二(電気通信大学)
田邊 雅彦(株式会社セガ)
■司会:
三宅 陽一郎(株式会社フロム・ソフトウェア)
■開催日時:
2009年5月29日(金)18:00開始 20:40終了
※受付開始時間は17:30です。
混雑が予想されますので、お早めにご来場ください。