IGDAが、Game Developers Conference のために、25人の学生向けのスカラーシップの募集を開始しました。毎年行われているものですが、過去、後半3日間のメインカンファレンスだけだったのですが、今年から、通常料金で購入すると2,100ドルもするAll Access Passにかわり、5日間フルに自由に参加できる形になったようです。
ただし、提供されるのは、チケットのみで、往復の飛行機、及び、現地のホテルは自分で手配する必要があります。
このスカラーシップの受賞者は、過去日本からの受賞者は3名(2名日本の学生、1名日本の大学に在学中の留学生)が受賞しています。
言葉の壁もあり、アジア圏からの応募は少ないので、狙い目ではあるのですが、全体の競争率は高いです。
不明な点がありましたら、Twitter上で、@kiyoshi_shinまで、問い合わせてください。ただし、個別に推薦といったことはできませんし、選考プロセスについての情報もお伝えできませんので、その点はご了承ください。
以下、「GDC Student Scholarships」ページの抄訳です。
■申請資格とスカラーシップの詳細
・奨学金の申請は、2010年1月6日(木)までに行わなければならない。
・全日制の大学(もしくは類似)の学生に資格があり、2011年2月28日現在で18才以上でなければならない。
・申請者は、会費を納めているIGDA Student Memberでなければならない。もし、現在、Student Memberでないのであれば、奨学金申請の前に、join the IGDAのページより、IGDAに加入しなければならない。すべての申請は確認される。
http://www.igda.org/dues
・過去の奨学金受給者は、資格がない。
・受給者には、All Acess Pass(5日間参加のパス)が授与される。すべてのセッション、ラウンドテーブル、基調講演に参加できる。
・学生の旅行の準備や旅費は自己負担となる。
・奨学金受給者の審査は、プロフェッショナルのゲーム開発者の委員会によって行われる。
・各奨学金受給者は、産業界のメンターとペアを組むことになる。
・奨学金受給者は、ローカルスタジオを訪問し、オリエンテーションセッションに参加する。
・受給者は、2011年1月24日(早期割引申込締切)までに発表される。
■判断を行う上で評価するポイント
1.関連性 ー GDCに参加する事によって学生の特別な教育的か、キャリアの上でのゴールを達成することに役に立つかどうか。
2.イニシアティブ ー 学生はゲーム開発への継続的に専念してきたかどうかと、自分自身を教育する努力を行ってきたことを示せるかどうか。
3.積極的な関与 ー 学生は自身が所属するコミュニティの中で活動とボランティア精神の幅を示すことができるかどうか。
4.コミュニケーション ー エッセイの中で表現されている考えを通して、効果的かつ効率的にコミュニケーションをとることができるか。
求められているエッセイ課題の参考訳です
投稿者 : shin 投稿日時: 2010-11-23 17:58 (3929 ヒット)
※IGDAアカデミックブログからの転載です。http://igdajac.blogspot.com/
以下はGlobal Game Jam(グローバルゲームジャム)ウェブサイトに掲載された11月15日のプレスリリースの日本語訳です.ACMとの共催および追加募集について発表されています.
FOR IMMEDIATE RELEASE
IGDA Global Game Jam 2011は,参加者と開催地をさらに募集します
ゲームジャム開催会場の登録はまだ受付中です
Sites Can Still Sign Up to Host Local Jams
ロサンゼルス,2010年11月15日 -- IGDA (International Game Developers Association, 国際ゲーム開発者協会)からの発表をお知らせします.来たるGlobal Game Jam 2011は,世界最大の教育および科学のコンピューティング協会である ACM (Association for Computing Machinery, 米国計算機協会)と協同して開催されることになりました.ACMは会員や専門家に対して,最先端の出版刊行物,学術会議,求人情報を提供しています.そしてIGDAは2011年1月28日から30日にかけて開催されるGlobal Game Jamで,世界規模の興奮を用意しています.
Global Game Jam では,ゲーム好きが力をあわせて48時間以内にひとつのゲームをつくります.主催者は毎年のテーマを選んで参加者に課題を与えます.それ以後は参加者には自由に取り組んでもらいます.この短期間の狙いは,小さくてもイノベーティブで実験的なゲームをつくれるような創造的な思考を働かせることです.
ゲームジャムの開催を希望するIGDAやACMの各支部,さらに学校やゲームスタジオのみなさんは,まだ会場を開設しても間に合います(申し込みはhttp://globalgamejam.org/apply-ggj-2011から [訳注: 日本語解説もあります]).
第3回目となった2010年には,世界139ヶ所に4,000人以上のゲーム好きが集まり,900以上のゲームが制作されました.2日間の期間が終わると,すべてのゲームはGlobal Game Jamのウェブサイトに投稿され,誰でも動かすことができます.
「ACMが2011年に協力することで我々は勢いづいてます」とIGDAのゴードン・ベラミー専務理事代行は話しています.「これは二つの組織の間で活動を展開していくためのパイロットプログラムになるものと我々は見ています.」
GGJでは各地のオーガナイザーに支援ツールを用意し,地域イベント,配布資料,GGJサイトのウェブページ,地域や世界に向けたイベントプロモーションを手伝います.
詳しい情報は,以下にお問い合わせください.
For more information, contact:
Luis Levy
The Bohle Company
310 785 0515 Ext. 204
[訳注: 日本語の情報はIGDAの日本支部であるIGDA日本,およびIGDA日本 アカデミック・ブログ執筆陣までお問い合わせください.]
投稿者 : shin 投稿日時: 2010-11-08 02:47 (3688 ヒット)
IGDA日本アカデミック・ブログに、世話人の山根信二さんにより、
「Global Game Jam 2011 への道 (第一報)」という記事が投稿されました。
IGDAが主催する世界同時ゲーム開発イベント「Global Game Jam」の開催地募集・参加者募集がはじまった.次回のGlobal Game Jamは2011年1月28日から30日にかけて開催され、数千人の参加者が週末にゲームを完成させ、相互評価を行う.
今年1月に開催されたGGJ2010を振り返り、どのような形で開催されたのかが紹介されています。
前回のGGJ2010では,世界各地の139ヶ所の会場にプロ・アマ・学生にまたがるゲーム好き4,000人が集まり,900作品以上のゲームが完成までこぎつけた.国内の報告としても、国内最大のゲーム開発者カンファレンス「CEDEC2010」でも.ノンジャンルトラック(東京工科大による開催報告),ポスター発表(九州大学の院生による海外Global Game Jam参加報告),アカデミックトラック(筆者による国際動向比較),と異なる3つのセッションでGlobal Game Jamについての報告があった.また「ぜろじげん開発者ブログ」では同人サークルによる参加報告も見ることができる.
また、来年に向けてGGJへの参加条件、登録方法などが紹介されています。英語で抵抗があるという方は、ぜひこのページをまずご参照ください。
アカデミックブログに掲載されていますが、対象はプロも含まれており、海外では実際多くのプロが参加しています。日本でも、同人ゲームサークルの「ぜろじげん」さんが参加されています。
来年多くの参加を日本からも得られるといいなあと思っています。ぜひ多くの方にご参照して頂ければと思います。
来年の参加には、東京工科大学がすでに登録を完了しており、予定として、北陸先端大学、北陸先端科学技術大学院大学、九州大学、デジタルハリウッド大学が参加を検討中です。
この件については、随時情報を公開していきます。
投稿者 : shin 投稿日時: 2010-01-04 21:55 (8018 ヒット)

Global Game Jam 2010 @ JAIST
Global Game Jam 2010 メインページ
日時:2010年1月29日(金)17:00?1月31日(日)18:00
場所:北陸先端科学技術大学院大学・知識科学研究科棟・コラボレーションルーム2+電算室
ご挨拶
Global Game Jam(GGJ)は,IGDAのイベントとして2008年に発足したばかりの新しい世界的なイベントです.
2日間48時間で,チームでゲームを企画し,実動するデモバージョンを仕上げ,世界中の参加者と競い合おうというものです.
第一回目のGGJは,2009年1月30日-2月1日に開催され,23カ国から1600名を超える参加者が集まり,370のゲームが制作されました.
日本での最初の開催地は,京都のQ Games社でした.2010年度は,北陸先端科学技術大学院大学がホスト役として手を挙げました.
多数の皆さんのご参加をお待ちしております.

スケジュール(変更の可能性あり)
29日 16:00- 受付開始
17:00- 基調講演:(Ste Curran氏@Zoe Mode,ビデオ上映?)
18:00- 参加者自己紹介
18:30- ゲームのテーマ発表
ゲームの企画
企画内容の発表
チーム編成
以降,制作へ
30日 ゲーム制作
31日 -15:00 ゲーム制作
-16:30 プロジェクトの発表まとめ
-18:00 プロジェクトの発表・講評
制作環境
コラボレーションルーム2では,有線LANが接続可能です.
PC持参をお勧めしますが,ない場合には,電算室のPC(WindowsXP)が利用可能です.
開発環境としては,以下のものを紹介します.
GGJ2009の作品集など(フロムソフトウェアの三宅さんご提供の情報)
こちらから,第1回目の作品を閲覧できます.
GGJ2009の優秀作品:Best of Global Game Jam
制作の様子:取材記事「Game Jam 2009: A Worldwide Report」
Global Game Jam 開催趣旨についてのスライド
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各チームの様子など
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投稿者 : shin 投稿日時: 2009-11-25 17:38 (4539 ヒット)
IGDA本体によるプレゼンテーションイベントが開催されることになりました。音声とスライドによる、プレゼンテーションが行われます。講演者は、トム・エドワーズ氏で、IGDAのローカライゼーションSIG(http://www.igda.org/localization )を発足させ、今年3月のGDC 2009では「ローカライズサミット」を開催するために活動をした中心人物です。
5月にエドワード氏がGDCで講演したものを、一般公開したものを日本語化したものを紹介させて頂いています。
GDC09ローカライズサミット「フェイブルII」スライド
ただ、注意が必要なのは、このイベントの参加要件として「IGDAの正式なメンバーシップ」を取得していることが必要です(登録時にMember IDの記入が必須です)。
登録ページ
また、当然ですが、講演は英語で行われます。
以下、IGDAのリリース文及び、申込ページの粗訳です。
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IGDAプレゼンツ:トム・エドワーズ「ゲームのローカライゼーション」
12月2日 アメリカ東部時間12:00-13:00(日本時間12月3日2:00-3:00)
IGDAのローカライゼーションSIG(IGDA Localization SIG)を運営する、EnglobeのTom Edwardが、12月2日に講演を行います。トムは、ゲームのローカライゼーションで幅広い経験を持ち、典型的なローカライゼーションのプロジェクトに関連する過程や落とし穴を取り上げて紹介してくれます。ローカライゼーションのプロジェクトはは、なぜ、いつ、何を注意するべきなのかという基礎的な多数の知見と議論を通して見せてくれるでしょう。
インディペンデントなゲームデザイナーであれ、小さい、もしくは中規模のスタジオであれ、単に、このトピックについてより詳しくなりたいと思っているのであれ、トムの
プレゼンテーションは、ゲームのローカライゼーションの複雑さを紹介するだけではなく、予期できることへの対処の仕方を教えてくれるでしょう。
トムは、今回のプレゼンテーションからのフィードバックを通じて、専門的なトピックについて、より深く教えてくれることを約束してくれています。参加して、このトピックについてより深く知りたいところは何であるのかを、我々に伝えてください。
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