ソーシャルウェブプラットフォームにおけるインタラクティブエンターテインメント市場は凄まじい速さで円熟の時を迎え、「つながる」ゲームの機能やパターンは Facebook ゲーム、ウェブベースのオンラインゲーム、従来のダウンロード型 MMO、カジュアルゲームなどゲーミングシーン全体で見られるようになりました。

本年のソーシャル & オンラインゲームサミットでは業界を代表するリーダーと新進気鋭の開発者が再び集い、2 日間に渡りソーシャル & オンラインゲームのテクノロジー、デザイン、ビジネス、マーケティング、そして未来を紐解くセッションを開催します。

 

 

■すべてのソーシャル ＆ オンラインゲーム サミットへのリンク

　（1月13日現在、18セッションが登録されています）

 

 

講演者：Kenny Shea Dinkin (Disney Interactive Media Group/Playdom)

 

Zynga、Playdom/Disney、Playfish/EA、Wooga、Crowdstar …… これらの企業のゲームを楽しむ人々の数は、合計すると 5 億人という「インタラクティブな遊び」のマスマーケットを形成するに至っています。しかし、こういったゲームからマスマーケットに認知されているキャラクターを思い浮かべることはできますか？

 

他方、ゲーム業界の別の分野では、ソニック、マリオ、怪盗カルメンサンディエゴ、フロー、アングリーバードといったキャラクターが文化的アイコンとして成長してきました。本セッションでは、特にソーシャルゲームの物語性の中でのキャラクターに焦点を絞り、「なぜソーシャルゲームから愛される魅力的なキャラクターが出てこないのか？」という疑問に答えるべく進行していきます。

 

 

 

講演者：Daniel Cook (Spry Fox)

 

古いデザインのゲームを新しいピカピカのグラフィックで再リリースするということは、「俺も俺も」とひしめき合う類似タイトルを振りきって勝ち上がらなければならないということです。そして、これは凡庸といって差し支えないでしょう。

優れたデザイナーになるには、過去の形への隷属的な姿勢を打ち捨てて、活き活きとした新しい体験を生み出さなければなりません。

本セッションはゲームジャンルを再発明する際の実際的なテクニックをテーマとするデザイン関係のトークです。目標としては、独創的かつ明確な差別化がなされた顧客価値の提案を生み出すこと、そして、それらがビジネス上強い説得力を持ち、創造性の意味でも充分なものであることを掲げています。

網羅する内容としては、根幹部分のデザイン、デザイン上のリスクの縮小、オリジナルフランチャイズの立ち上げなどを予定しています。この他、革新的デザインが潜在的に抱えるリスク (類似ゲームをひたすら製作されるなど) についても触れていきます。

セッション中には Steambirds、Realm of the Mad God、Triple Town など革新性のあるヒット作を事例として紹介していきます。