近年、ネットワーク機能を搭載したゲームが増えています。
しかし同人ゲームにおいては2人対戦タイプが中心であることから、通信時にサーバを使用しないPeer2Peer形式が一般的であるため、専門知識を要するルータの設定ができないユーザーに対してやさしくないという問題がありました。
そこでRectangleでは、「RaidersSphere」シリーズの通信システムにおいて、アプリケーション層にてパケットの転送を行うことで、ルータ設定をしないユーザー同士でも手軽に接続ができるシステムを実現しました。
運営側にてサーバを設置しなければならないのですが、ゲーム中のパケットをやり取りするのみなので、負荷も非常に少なく、汎用的で安価なPCでシステムを構築することができます。
対戦相手を見つけるためにロビーサーバを用意することが多いですが、対戦相手が見つかったときにサーバを用済みにするのではなく、このサーバをルータ越えの目的で使用しています。こうすることで、ゲーム用のサーバが単に「対戦相手を見つける」という目的にとどまらず「より多くのユーザーが参加できる」という価値を生み出すことができるようになります。
同人サークル向け、3Dゲーム開発プラットフォームとして開発中の『SphereEngine』に搭載される予定のスクリプト言語「SphereScript」がRaidersSphereEngine3.5に試験的に搭載されました。サークル作品「RaidersSphere3rd」の追加ソフトとして公式Weサイトにて配布中です。
従来のアセンブラ風のスクリプトから、C言語風のスクリプトに進化したことで、複雑なゲーム制御が容易に行えます。
本スクリプトの試験を経て、『SphereEngine』は今年冬のコミックマーケットにてデモCDを頒布する予定です。
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http://www.rectangle.jp/
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