HDIfes #01「価値のためのテスト」
<2月23日(土) 13:0-17:00 国立情報学研究所>
申し込み http://hdifes.doorkeeper.jp/events/2611
2月24日追記:当日は約80名の方にご参加いただき、大変盛り上がりました。ありがとうございました。Twitterのまとめはこちらから。
HDIfesは、hcdvalue、DevLOVE、IGDA日本という、3つの開発者コミュニティが開催する合同勉強会です。
三団体は業界や方向性は異なりますが、共に何らかの「価値を創造する」点で共通しています。
第1回目の勉強会では、この「価値」をどのようにテストするか、という点について、各々の知見を持ち寄り、共有いたします。
終了後は会場で軽食をつまみながらビアバッシュによる交流会も行います。
■概要
日時:2013年2月23日(土) 13:00-17:00(開場:12:30) ビアバッシュ(17:00-19:00)予定
主催:hcdvalue
共催:DevLOVE、NPO法人IGDA日本
テーマ:価値のためのテスト
ハッシュタグ:#hdifes
■内容
1:講演「ロケテストについて」(仮) motoko128k(IGDA日本)
アーケードゲームのロケテストは定量調査(インカム)と定性調査(ユーザー観察)の組み合わせによって行われます。ロケテストの方法と、一般的なユーザーテストとの類似点・相違点について紹介します。
2:講演「シンプルさと多機能の最高のバランスを求めて(ユーザーテストとその反映)」 南治一徳(ビサイド)
3:講演「ソーシャルゲームの運営方法」(仮) 岡本基(エンタースフィア)
ソーシャルゲームのKPI解析に基づいたゲーム運用について事例を紹介します。
4:講演「評価方法のバリエーションとその特徴、および開発工程への組み込み事例について」 伊藤英明(hcdvalue)
評価方法のバリエーションとその特徴、それを開発行程中のどういうタイミングでやるのか、どういうことを検証したいときに向いているのかなどをお話しします。
5:講演「A/Bテスト成功・失敗の分かれ目」 榎本徹(hcdvalue)
ウェブサイトにおけるA/Bテストは、簡単に取り組むことができます。成功・失敗事例をみながら、活用方法を考えます。
6:講演「ソフトウェアのテストと自動化のメリット・デメリットとは?」(仮) kyon_mm(DevLOVE)
受託開発から見たソフトウェアテストの「難しさ」「考え方」「自動と手動」「これから」についてお話しします。「テストの見積もりと実装に根拠を持ちながら取り組むための入り口」をぼんやりとでも見つけてもらえれば嬉しいです。
7:ディスカッション
■ポスター、デモ募集
・ビアバッシュ時にポスター・デモセッションを行います。希望者は申込時にチェックしてください。
・ポスター・デモは「テーマ(価値のためのテスト)に沿っていなくてもOKです
・ポスターサイズがA0版なら10組、A1版なら8組、PCデモなら2組を上限とします。PCデモは薄型テレビを使用可能です(HDMI、RGB接続可能)。詳細はお問い合わせください。
■注意点
・会場セキュリティの関係上、アンケートに「お名前(本名のみ、ハンドルネームなど不可)」「所属(企業・団体名など)」を必ずお書きください。
・事前申し込みが必須です。当日の飛び入り参加は出来ません。
・参加費は会場で直接お支払いください。
・会場では無線LANが使用できますが、アップル製品の一部で接続障害が確認されています。
・会場の電源を使用可能です。希望者は電源タップを持参ください。
■講演者紹介
motoko128k:某広域AM施設オペレーター業(ゲーセン屋)の社員。ただし実際に携わった仕事はゲーセンの店員よりもそれ以外の仕事(技術系)多数。大抵会社で処理しきれない問題を処理して、形にしたところですぐさま次の炎上案件に飛ばされる、使い捨て社内放浪状態。またゲーセンの店員業で入ったのに無理矢理業務用ゲームの開発を行わさせられるという、ある意味無茶振りな経験を持つ。
社外では80年代後半から社会システムとしての人間活動とゲームの関係性に注目。現在「シリアスゲーム」と呼ばれるジャンル登場を当時予言するものの、当時はまったく相手にされず凹む。
直近の発表論文「ゲーセンと呼ばないで/ゲームセンターから『ゲーム』が消える日」(DiGRAJapan2012@京都)
加えてDJ活動として。ゲームミュージックのplayとゲームのplayを融合させる、実験的要素を持つパーティーを不定期に開催。直前は約3年前に開催したLostResort。現在次のパーティーを企画中。
南治一徳:株式会社ビサイド代表取締役社長。SCEのオーディション「ゲームやろうぜ!」にチームで応募し、合格。そのメンバーを中心として、PlayStation用「どこでもいっしょ」を開発。そのゲームでキャラクターの「トロ」が誕生した。それ以降、どこでもいっしょシリーズに関わり続け、現在に至る。PS Vita のローンチでは、どこでもいっしょシリーズ最新作「みんなといっしょ」だけでなく、本体に内蔵されたハローフェイス、そしてお絵かきアプリ「ペイントパーク」の開発も担当した。
岡本基:株式会社エンタースフィア代表取締役社長。1975年、千葉県生まれ。東京大学工学部を経て、1999年に任天堂株式会社へ入社。情報開発本部にて、『ピクミン』シリーズ、『はじめてのWii』、『WiiFit』等の企画開発に関わる。2008年に独立し、株式会社エンタースフィアを設立する。模型投稿コミュニティ「fg」などのCGMサイトを立ち上げた他、PSVita向け『地獄の軍団』の企画開発を行い、ソーシャルゲームでも『ヱヴァンゲリヲンめぐりあう絆』で150万以上のユーザーを集めた他、オリジナル作品『煉獄のクルセイド』をリリースし、広い範囲でのゲーム開発を続けている。
伊藤英明:株式会社U'eyes Design ユーザセンタードデザイン事業部 第2UCDグループ マネージャー。自動車および車載機器、家電製品、モバイル機器、医療機器、公共機器、サービス等、オールラウンドな分野での業務経験を活かし、それらの知見を取り入れた企画開発、評価、提案業務に従事しています。
HCD-Net認定 人間中心設計専門家でもあり、HCDプロセスを取り入れた開発の啓蒙にも取り組んでいます。
榎本徹:株式会社VOYAGE GROUP ECナビ事業部 スマートフォン&ソーシャル本部。アクティブユーザー数増加のためのKPI分析とサービスデザインを行なっています。またユーザーインタフェース最適化を支援するUIO戦略室を兼務。全社むけにアクセスログ解析ツール、A/Bテスト、ユーザーテストの活用を支援しています。
■ご参考:前回の会の様子
#IHDfes 「ゲーム・開発・UXD 情報交換会」まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2135083108152832201
■団体紹介
「現場で使えるHCD(人間中心設計)の実践」をコンセプトとしたコミュニティです。
2011年2月、産業技術大学院大学履修証明プログラム「人間中心デザイン」の
メンバーが中心となり立ち上げました。
現在は、産技大のメンバー以外にも、HCDに興味がある方々が多数参加しています。
DevLOVEとは、開発(Develop)を愛する人たちの集まりです。
この集まりでは、開発の楽しさを再発見し、広げるために、「開発の楽しさを発見しよう。広げよう。」「開発の現場を前進させよう。」というコンセプトのもと、明日の開発の現場に役に立つことを目指した勉強会やイベントを開催しています。
国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)はアメリカに本部を持つ国際NPO、IGDAの日本支部です。ゲーム開発者を対象に、知見の共有とコミュニティの育成をミッションとして、さまざまな活動を行っています。