KTM Advance社がヴァランシエンヌ市を選択
KTM Advance社はパリに本社をおくフランス最大手のシリアスゲーム開発会社で、ユーロディズニーの社員訓練向けシリアスゲーム「Disney stars, l'agence virtuelle」などを手がけています。ヴァランシエンヌ市はフランス北東部のノール=パ・ド・カレー地域圏に位置する都市で、同地域圏は現在積極的に企業誘致を行っています。末尾の拙稿もあわせてご覧ください。
ヨーロッパにおいて、eラーニングとニーズに合わせた企業研修用“シリアスゲーム”のリーダー企業であるKTM Advance社が、新世代ゲーム部門の拠点をヴァランシエンヌに置くと発表しました。
ヴァランシエンヌが、フランス国内(アルビ、ストラスブール)や国外(モントリオール)の競合都市の中から選ばれたのは、その豊かなビジネス環境と、当地がイギリス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグの市場に隣接しており、KTM Advance社の北ヨーロッパでの事業展開に有利であるためです。
「ヴァランシエンヌに制作拠点を置くことはKTM Advance社の発展にとって重要な一歩です。」と語るのは、KTM Advance社の最高経営責任者イーヴ・ダンバック氏。「 北フランス地方の優れたインフラと我々の活動分野への様々な優遇策を活用することによって、多大な付加価値を持つシリアスゲームの制作という目標を達成することができると考えています。」
現在、KTM Advance社はカスタマイズされたシリアスゲームの制作をパリの本社で行っていますが、ヴァランシエンヌでシリーズ作品を開発して行く予定で、新設されたばかりの編集を業務とする子会社EditUpが2014年にオープン予定の“セール・ニューメリック(デジタル温室)”に入居することになっています。このセール・ニューメリック”は、総面積15千平方メートルの敷地に多数の企業、スパンフォグループの3校を受け入れ、応用研究センターとヴァーチャルリアリティ・センターも完備する予定です。
今回の大規模な移転により、ヴァランシエンヌ周辺では3年間で、新たに100人の雇用が総出されることになります。
参考記事
フランス取材で見た社会的活用が進むシリアスゲーム
世界のデジタルクリエイティブ教育をリードする「Supinfocom」とは!?
バンタンゲームアカデミーの授業に『CRI ADX2』
CRI・ミドルウェア、ゲームスクールにプロ向けツール提供で
実践型人材育成を支援
株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長古川憲司、以下CRI)は、ゲームクリエイターを育てるゲーム専門校のバンタンゲームアカデミー(本社:東京都渋谷区、代表 長澤俊二)が7月から開講するサウンドクリエイター専攻の授業向けに、CRIのゲームサウンド制作用オーディオミドルウェア『CRI ADX(TM)2』(以下『ADX2』)を提供致します。
即戦力となる人材を育てるために、プロの開発環境を取り入れた実践的な授業を行いたいというゲームスクールからの強い要請に応え、CRIは開発環境を提供するとともに、優秀なクリエイターの育成を支援します。
『ADX2』は、ゲーム開発におけるサウンド制作を上流から下流までカバーする、オール・イン・ワン型のオーディオソリューションです。
オーディオミドルウェアのデファクトとして、全世界で2,400を超えるタイトルへの採用実績があります(2012年7月現在)。
特に、『ADX2』のサウンドオーサリングツールは、DAWレベルの使いやすいインターフェースと、ゲームの状況に合わせたインタラクティブなサウンドが手軽に実現できる操作性で、サウンド制作の現場から高い評価をいただいています。
近年の家庭用ゲーム機の飛躍的な性能向上や、ゲーム機に匹敵する性能を持つスマートフォンの登場で、ゲームの表現の幅は大きく広がっています。
それに伴い開発技術や手法も数年前に比べて大きく変化する中で、効率的かつ効果的な開発環境を提供するゲームエンジンやオーサリングツール、ミドルウェアが登場・普及し、ゲーム開発で積極的に活用されるようになりました。
例えばサウンド分野においては、同時に10?100のサウンド素材を重ね合わせて臨場感を高める手法や、ゲーム状況に合わせて楽曲がリアルタイムに変化するBGMの実現のために、『ADX2』のようなミドルウェアが必要とされています。
英国大使館より:バーチャル・プラットフォームfor ICT Global Business Summitのご案内
平素は英国企業、また私どもの対日貿易促進活動にご理解とご高配を賜りましてありがとうございます。
今般は、ICTグローバルビジネスサミットへのバーチャル・プラットフォームをご案内申し上げます。
8月3日(金)英国時間8:00(日本時間16:00)より、英国で開催されるICTグローバルビジネスサミットにオンライン上で参加するための、バーチャル・プラットフォームがオープンします。
ICTグローバルビジネスサミットは、British Business Embassyと称するキャメロン首相主導によって立ち上げられた、英国政府の海外ビジネス促進プログラムの一環として開催されるものです。ロンドン・オリンピック期間中に各セクターごとに開催されます。
ICTグローバルビジネスサミットのプログラム詳細は、添付のPDFファイルをご覧ください。
コンファレンスセッションでは、クラウド、SaaS、デジタルイノベーション、スマート・インフラストラクチャー、画像認識、AR等々、話題のテーマにフォーカスし、世界的な大手企業や革新的な技術を持つ中小企業より約60名のスピーカーを招いて行われます。
参加企業例:ARM, BBC, BT, Cisco, CSR, Huawei Europe, IBM, Imperial College, LOCOG, Logica, Qualcomm Europe, Samsung Electroincs UK, Sophos and Telefónica o2 UK
IndieGame:The Movieがサマーセール中
今年のGDCで上映され、大きな話題を集めた「IndieGame:The Movie」が、Steamのサマーセールで7月24日まで半額の4.99ドルで発売されています。英語の字幕付きなので、ヒアリングに自信がなくても、大ざっぱな意味はわかるかと思います。「今日はスーパーミートボーイのローンチデイだ! でもXbox Liveアーケードにアップされてない! なんでだー!」というシーンから始まる本作は、アメリカのインディゲーム開発者の夢と現実に鋭く迫る意欲作。ぜひ、この機会にどうぞ!
Innovative Technologies募集のお知らせ
経済産業省は、コンテンツ技術イノベーション促進事業の一環として、我が国の優れたコンテンツ技術を発掘・評価するための事業「Innovative Technologies」を実施します。
当事業にあたり、我が国の優れたコンテンツ技術の募集が開始されました。
http://www.meti.go.jp/press/2012/07/20120702002/20120702002.html
■事業名称: Innovative Technologies
■事業内容: 我が国の優れたコンテンツ技術を公募によって発掘・評価し、今秋開催予定のデジタルコンテンツEXPO2012(コ・フェスタ2012 オフィシャル・イベント)の会場に展示します。また、本事業の採択者の中から、特にコンテンツ産業以外の分野への波及・応用の可能性が高いものをデジタルコンテンツEXPO2012会場にて選考し、「特別賞」を贈呈します。特別賞は、以下の4件を予定しています。
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Industry(特にデジタルコンテンツ分野以外の産業分野への波及・応用が期待される技術)
Culture(特に文化・芸術分野への波及・応用が期待される技術)
Human(特にライフサイエンス分野への波及・応用が期待される技術)
Ecology(特に環境分野への波及・応用が期待される技術)
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LightWave 11 プレリリース 日本語版アップグレードサービス5月末まで実施中
LightWave 11にて搭載されたフラクチャー(粉砕)、フロッキング(群集)、Bullet 物理演算、VPRのエッジ(輪郭線)の表示など、よりパワフルで使いやすくなったと評判のLightWave 11。
5月末まで「LightWave 11 プレリリース 日本語版アップグレードサービス」を実施しております。
●LightWave 11新機能詳細はこちら
http://www.dstorm.co.jp/dsproducts/lw11/newfeatures_detail.html
●アップグレード価格はこちら
アップグレード価格は現在お持ちのLightWave 3Dのタイプによって異なります。
詳細は下記のページをご確認ください。
http://www.dstorm.co.jp/dsproducts/lw11/upgrade/index_pre.html#price
●お客様のアップグレード製品タイプ確認URLはこちら
このサイトで、お客様のご所有のLightWave 3Dがどのアップグレード料金に該当するかをご確認することができます。
※LightWave v9以下の方は、ご確認いただく必要はございません。「タイプE」をお申込みください。
https://www.dstorm.co.jp/support/check_serial_no/check_serial_no.php
●LightWave 11プレリリース版アップグレードサービスのお申込方法詳細はこちら
以下のサイトより、お申し込み先をご確認の上、「LightWave 3D取り扱い代理店」または弊社「オンラインストア E@STORM」にてお申込ください。
http://www.dstorm.co.jp/dsproducts/lw11/upgrade/index_pre.html#order
総合学園ヒューマンアカデミー福岡校
ゲーム・アニメーションカレッジ作品展示会2012
九州プロレスと学生のゲーム制作チームが異色のタッグ! 2月5日に福岡市レソラ天神5Fで総合学園ヒューマンアカデミー福岡校ゲーム・アニメーションカレッジの2012年度・作品展示会が予定されています。中でも注目は学生チーム「CROSS LINE」と、九州プロレスがタッグを組んで開発したプロレスゲーム「九州プロレス筋肉電脳遊戯’12」です。当日は11:30からステージイベントで制作発表会が開催され、九州プロレスの選手も登場するとのこと。学生が作ったゲームがプロの競技団体とコラボレーションを行い、公式ゲームとして発表された例は、過去にも例がないのではないでしょうか。さまざまな意味で可能性を感じさせます。
当日は他に株式会社ケイカの由水桂さん(元ナムコのCGクリエイターで、永瀬麗子の生みの親として有名)によるセミナーや、ソーシャルゲームのアプリ開発などを行っているgumi社の業界セミナーなども行われます。イベントの詳細についてはfacebookのグループページをご覧ください。
■作品展示会について
ユビキタスエンターテインメント独自開発環境に
OpenGLを利用可能なプラグイン「gl.enchant.js」をリリース
ユビキタスエンターテインメントが、開発している開発環境、
enchant.jsに新たなプラグイン、gl.enchant.jsが搭載され、WebGLを駆使しながら手軽な3Dゲームの開発が可能になりました。

CRI・ミドルウェア、
PlayStation(R)Vitaロンチタイトルに採用
音声/動画ミドルウェアでタイトル開発を強力にサポート
株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区、
「ADX2」は、全世界で2,
PS Vita向け「ADX2」は、2011年2月のPS Vitaの発表と同時に提供が開始され、ロンチタイトルである「BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT EXTEND」に採用されました。さらに、今後発売が予定されている「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」(株式会社インデックス)、「STREET FIGHTER X 鉄拳」(株式会社カプコン)などをはじめとした、さまざまなPS Vitaタイトルに採用されております。
PS Vitaでは、PlayStation
DCAJは、平成22年度経済産業省の委託を受け、
日中韓3ヵ国のコンテンツ市場統計調査を実施いたしました。
2009年のコンテンツ市場規模の比較では、中国が日本の約1/
推計されるなど有意な結果を得ることができました。
このたび、
お知らせいたします。
【掲載ページ】
http://www.meti.go.jp/policy/
※このページの「日中韓・文化コンテンツ産業フォーラム」⇒
『「日中韓2009年コンテンツ市場統計データ」の公表』
【発表資料】
・2009年日中韓コンテンツ市場統計データ(日本語)
・2009年日中韓コンテンツ市場統計データ(英語)
現在DCAJは、昨年度に続き、
2010年の統計データ、及び、
2012年2月をめどにとりまとめ、
DCAJ「魅力的な3D映像」表現集を発売
財団法人デジタルコンテンツ協会で12月21日に3D映像制作支援セミナー「魅力的な3D映像」が開催され、個人的な興味から参加してきました。そこで上映された教材用ソフト「3D制作支援のための映像集・解説集」と「魅力的な3D映像表現集」が非常に良かったので、ここで紹介します。
前者は2010年に発売されたもので、3Dコンテンツを効率的に制作できるように、3D映像の成功例と失敗例が体系的に紹介され、同じカットで比較できるようになっています。冒頭では3Dの原理についての解説も盛り込まれており、学生や企業の3D映像クリエイター初心者に最適な内容となっています。
後者は2011年に新しく発売されたもので、ミニドラマ形式で実践に即した映像集となっています。ドラマは3D映像表現を用いた151カットから構成され、代表的なカットについては「奥行き感」「わかりやすさ」「臨場感」「質感」「鮮やかさ」の5項目で、約30名のモニターによる主観評価・客観評価が行われています。あえて3Dで「禁じ手」とされる演出を盛り込むことで、どういったカットがどれくらい評価されているのかを、客観的に知ることができます。
どちらも実写映像コンテンツで、映像業界で働くクリエイター向けの教材ですが、ゲーム業界でも3D映像の基礎学習や、カットシーン、ムービーシーンの演出担当には参考になるかと思います。また3Dゲーム開発に携わる人なら、職種に限らず一回は見ておいた方が良いと感じました。とにかく3Dの話は「百聞は一見にしかず」ということが多いですから・・・。
なお、どちらも再生には3D対応テレビまたはモニターと、ブルーレイ対応レコーダー/プレーヤー、視聴環境に対応した専用メガネが必要です。詳細情報は下記サイトをご覧ください。
http://www.dcaj.org/3D/index.php
http://www.dcaj.org/3D/deliver/deliver2.php
The Khronos Group、Computer Vision向け新オープンスタンダードの策定を開始
Computer vision向けアプリケーション/
2011年12月14日(米国時間12月13日) オープンでロイヤリティ無料の業界標準API仕様の策定と開発の
Computer visionはジェスチャー・トラッキング、ビデオ監視、
クロノスのvision APIは、
今回の発表について、クロノス代表のニール・
The Khronos Group、OpenCL 1.2を発表
ヘテロジニアス並列コンピューティング向けクロスプラットフォー
2011年11月16日(米国時間11月15日) オープンでロイヤリティ無料の業界標準API仕様の策定と開発の
クロノス代表でNVIDIA社モバイルコンテンツ担当バイス・
OpenCL 1.2は、並列コンピューティングの柔軟さや機能・
立命館大学ゲーム研究センター(RCGS)
キックオフカンファレンス 開催のお知らせ
【立命館大学ゲーム研究センター】
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この研究センターのキックオフカンファレンスを開催します。
カンファレンスは「ゲーム研究の現在形」と題して、
日 時:10月14日(金)13:00ー17:00
場 所:衣笠キャンパス アート・リサーチセンター多目的ルーム
参加費: 無料(事前申込不要)
【詳しくはこちらのリンクを参照】
ビナリソノリとエンザイムが戦略的パートナーシップを締結
ローカリゼーションベンダーのビナリソノリと、多言語ゲームテストベンダーのエンザイム研究所が戦略的パートナーシップを締結したと9月15日にリリースしました。ビナリ・ソノリのアカウントマネージャー、ファビオ・ミナッジ氏はIGDAメンバーであり、米Localization SIGの副世話人の一人としても活躍されています。またエンザイム研究所は昨年末に放映されたNHK「世界ゲーム革命」でも登場しました。
ローカリゼーションベンダーとテスターのパートナーシップと一口に言っても、なかなかイメージがわきにくいかもしれませんが、かなりユニークな取り組みが期待できます。たとえばローカリゼーションベンダーはアセットの翻訳を行いますが、通常はデバッグに携わりません。一方テスターはゲームのバグを発見するのが仕事ですが、キャラクターの口調やメッセージのテイストなど、言語的・文化的な内容の不具合については、判断がつかないのが一般的です。両者の機能を併せ持つベンダーもありますが、まだまだ例外的な存在といって良いでしょう。
またCEDEC2011のパネルディスカッション「社内外でさまざまに存在するローカライズの壁を越えよう」でも、フリーランスの翻訳者がGDD(ゲームデザインドキュメント)をセキュリティの面から参照できない、などの課題が議論されました。しかしエンザイム研究所のようなテスター企業では、企業からGDDの提供を受けてテストを行う例が普通です。こうした点でもシナジー効果が見込めるというわけです。
以下にリリースの全文を転載します。
報道関係各位
デジタル・エンターテインメント業界において、コンテンツ制作、翻訳、ローカライゼーションサービスを提供してきた Binari Sonori S.r.l.(「ビナリソノリ」、以下同じ)と、多言語ゲームテスト会社であるEnzyme Testing Labs (「エンザイム研究所」、以下同じ)は本日、正式に戦略的パートナーシップを締結することをお知らせいたします。
デジタル・エンターテインメント業界において、コンテンツ制作、翻訳、ローカライゼーションサービスを提供してきた Binari Sonori S.r.l.(「ビナリソノリ」、以下同じ)と、多言語ゲームテスト会社であるEnzyme Testing Labs (「エンザイム研究所」、以下同じ)は本日、正式に戦略的パートナーシップを締結することをお知らせいたします。
本パートナーシップにより、これまで両社がそれぞれ培った翻訳、音声収録、QAデバッグにおける経験と専門知識を組み合わせた、新しい形のローカライゼーションサービスをご提供することが可能となりました。タイトルのグローバル展開における品質の向上と、開発作業の効率化にお役立ていただければ幸いです。