DigiPro 2015
Digipro は、主にCGの産業応用のノウハウや研究成果を共有するカンファレンスです。
世界中の名だたる企業の開発者、研究者が発表します。
【開催日】 2015年8月8日
【場所】 ロサンゼルス
【論文投稿締切】 2015年5月15日
一日の100?200人規模のカンファレンスですが、
毎年、SIGGRAPH と同期して開催されます。
是非、ご参加ください。.
シンポジウム「デジタル映像表現のための数理的手法(MEIS2015)」
【日程】: 2015年9月25 (Fri) -27 (Sun)
【場所】 Nishijin Plaza Kyushu University, 福岡
【論文投稿締切】 6月15日
MEIS は CG と数学の研究者が一同に集うシンポジウムです。
国際的に有名な研究者も招待講演で登壇されます。
参加費は無料です。是非、ご参加ください。
海外学術誌の日本のゲーム特集と国際ワークショップ
山根信二さんによって、日本から見たGGJを総括する記事が「IGDAアカデミックブログ」にポストされました。全体像がまとめられ、関連リンクも整理されている、わかりやすい内容になっています。
Global Game Jam 2011 を振りかえる
各会場によって運営ポリシーは柔軟に設定できるが,IGDA日本では昨年から世界的なゲーム開発拠点の様子を紹介するなどして,学生と社会人とがコラボレーションできるような会場運営を支援した.またUstream中継などでコンピュータの経験がない人でも独自のスキルで参加できることもアピールした.その結果,日本国内の3ヶ所で即席の混成チームによる濃密な開発の場を出現させることができた.
以下では、期間中からの記事をまとめて紹介する.さらに(読み通すには分量が長くなるが)これから開催される報告会や,今年の新動向についても述べたい.
続きは以下を。
IGDA日本アカデミック・ブログに、山根さんにより以下のポストが行われました。
文部科学省は平成22年度「産学連携による実践型人材育成事業 専門人材の基盤的教育推進プログラム」の公募を行い、産業界と高等教育機関とが協力して人材育成に取り組む試みを募集し審査と予算配分を行っています。全国各地で教育改革にとりくんでいる大学や専門学校が応募したこの事業で,ゲーム関連の取り組みが採択されるのは容易ではありません.
今回、その採択事業の一つに選ばれたのが、東京工科大学を代表校とするグループによる「ゲーム産業における実践的OJT/OFF-JT体感型教育プログラム」の提案です.委員の正式な任命などの手続きがまだ完了していませんが,IGDA日本のメンバーも産業界と高等教育機関の橋渡しをする団体としてこの取り組みに参加しているので,教育・人材育成面での注目点を速報としてお知らせします.
今回の提案では,年明けにゲーム開発イベントGlobal Game Jamに参加することを学習の目標に据えており,そのために必要なプロトタイピングを通じた集中的な学習が期待できます.
IGDA日本アカデミック・ブログに、S.Yamaneさんにより
今年のCEDEC2010でもアカデミックセッションが組まれており,ウェブサイトから発表予定を見ることができる.個人的な印象では,これまでの流れを継続しながらも組織的に大がかりな公募を行ったことで学術界の人口比を反映した形になっている.(研究者人口の多い分野で若手の発表が増えた一方で,たとえばゲームライティングやデジタルヒューマニティーズといった人文系のセッションは下火になったように見える.)
アカデミックな研究者に対して,発表する時の注意点をおさらいしておきたい.北米でもGDC(ゲーム開発者会議)など産業界のイベントで大学の研究者が発表しているが,ゲーム研究の発表は開発者にはあまり評判がよくなかった.そこでなぜアカデミックなゲーム研究者の発表の評判が悪いのかを論じたのが,2006年11月に Gamasutra に掲載されたアカデミックなゲーム研究者への公開書簡「We're Not Listening: An Open Letter to Academic Game Researchers」だ.
- ルールその1: ROI (Return On Investment)を理解する
- ルールその2: 日本語で話せ
- ルールその3: より小さく,早く,安く
- ルールその4: 分析するのではなく処方箋を
- ルールその5: 百聞は一見にしかず
- ルールその6: クライアントはつねに正しい
現在の産学連携の議論にはこうした背景があるのだが,日本のゲーム産業はもともと独力で発展してきた産業だった(むしろ,外部資源に頼らなかったから成功したのだという見方も根強い).このため,国内ゲーム産業は1990年代以降の産学連携戦略の議論はスルーしたまま現在に至っており,ゲーム研究投資も各企業によってまちまちになっている.
ただし,これはゲーム産業の意識が遅れていることを意味しているのではない.むしろ,ゲーム産業とゲーム研究者のどちらも戦後の研究投資のモデルに縛られていないことも意味している.いまは国内ゲーム産業が独自のあらたな研究投資モデルを準備する時期なのだろう.
IGDA日本SIG-Academic
「ゲーム産学連携のためのUSTREAMセミナー」
■イベント概要
タイトル(仮): ゲーム産学連携のためのUSTREAMセミナー
IGDA Japan chapter / GLOCOM Seminar USTREAM live:
Development of Academic-Industry Collaboration for Game Research and Education
S.Yamaneさんにより
以上,大学で開講されているゲーム研究教育の中で,オンラインで参照可能なものを挙げてみた.これらを見てもわかるように,各地の一流大学でデジタルゲームについて学ぶ科目が開講され公開されている.そしてそれらの科目番号を見ても,CMS(比較メディア研究),CS(コンピュータサイエンス),IS(情報科学),HCI,映画研究,STS(科学技術社会論)などいろいろな分野にまたがっている.さらに、当時まだ発売されていなかった商用ゲームタイトルのアルゴリズムを教材にする先進的な授業も存在した。今後もそれぞれの学習内容の個性化を進めつつ、同時に外部から研究者を招くなどして内容の共通化も進んでいくことだろう。
SIGGRAPH Asia 2009 プレビュー(S.Yamaneさんが執筆)が掲載されました。
http://igdajac.blogspot.com/2009/12/siggraph-asia-2009-1216-19.html
引用:
今年夏のSIGGRAPH 2009については本ブログでも簡単に触れたが,SIGGRAPHは今年からゲーム関連の枠を増やし,さらにウィル・ライトを招待講演に招いてゲームを柱の一つにするという改革を行った.それに対して冬のSIGGRAPH Asia 2009では,委員にゲーム関連の人がおらず,CGやVR中心に見えるが,プログラムが発表されるとゲーム関連のセッションが予想外に増えていた.しかも近年成長しているアジア各地のゲーム拠点の発表ではなく,日本人による日本のゲームに関する発表が多い.これはおそらく日本のスタッフの努力によって実現できたものだろう。以下にSIGGRAPH Asia 2009のプログラムから,目についたものを紹介する
本ブログはアカデミック情報を集めたIGDA日本のウェブログです.国内の学から産への情報発信や,世界の学会との接続を目指して,様々な分野から専門家や寄稿者,ゲストブロガーを集めて運営されます.
日本のゲーム産業と大学を隔てる大きな溝はこれまでも指摘されてきましたが,本ブログはその橋渡しの手がかりになることをめざして設立されました.分野はあえて限定せず,ゲームに関すると思われる研究を幅広く扱い,これまでIGDAとは接点のなかった外部からもゲストを招いて情報の集積を進めたいと考えています.
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